200years:

-ozekikoki-

悲しいが、さよならだ。GRD2

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RICOH GR DIGITAL II

 

買って早々に前ダイヤルの不具合が発覚し、なんとか使い続けられないものかと試行錯誤するも虚しく、手元にやって来たGR DIGITAL IIとはお別れすることにしました。

 

使用感としては意外にもGX100よりもAFの遅さやレリーズタイムラグを感じましたが、十分に良いカメラでした。

 

こういうのは運次第ですからどうにもなりません(汗)

 

ありがとう!GRD2!

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

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RICOH GR DIGITAL II

スナップ時の覚悟と肖像権 ~米国と日本の違い~

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RICOH GX100

 

今日もまたGXRに加えてGX100を持ち出している僕です。

 

さて、少々難しい問題に手を付けた記事を書きたいと思います。

それはスナップ撮影の肖像権やマナーなどについてです。

もしもこの記事を読まれているあなたが街中のスナップ撮影を好み、また作品として世に出したいと考えている場合は、必ず頭に入れておいた方がいい事です。

僕も常にこれには細心の注意を払っています。

 

まず『肖像権』についてです。

細かい事はウィキペディアやその他法律関係の本に目を通して頂くとして、意外と知られていない事柄をザックリと書いてみます。

 

アメリカと日本の違い

米国では『肖像権』に関して次のような規定となっています。

【写真において、被写体の肖像権よりも撮影者や、それらを加工した編集者の権利が最優先される

これは民主主義のアメリカらしい絶対条件のようです。

表現の自由言論の自由』が何事よりも最優先されています。

それでは僕らの住む日本ではどうかと言いますと・・・。

日本国憲法には『表現の自由』という言葉の明記はあるものの『肖像権』に関する法律を明文化したものは存在しません。

つまり刑法等により刑事上の責任を問われることが無いのです。

しかしこれを知って「なら自由だ!」と考えるのは早合点。

我が国では肖像権よりも『人格権』のほうが民事として重要な判断基準となり、損害賠償請求となった判決も過去に存在します。

と~っても簡単に言いますと「人の嫌がることはしちゃイケない」という事です。

幼稚園で習うことですね。

 

そうすると気になるのは、ダメとイイの線引きはどこかということです。

これが大変に難しいところなのですが、法律上は存在しません。

 

被写体になった本人がOKならば問題なく、迷惑となればダメ。

一見シンプルですが、これほど曖昧で難しいことは無いですね。

 

だからこそ本人が露骨に特定できてしまうようなカットを撮り、尚且つ「作品として世に出したい」と考えている場合は、互いの為に了承を得る必要があるということです。

 

また、許可なく”写り込んだ人”あるいは意図して”写した人”を作品として扱う場合は完全に自己責任として、最悪は訴えられても然るべき対応をする!という覚悟が必要ということになります。

 

いかがですか?

こうしたことを頭に、胸に、しっかりと刻んで撮影に取り組まれていますか?

僕は例え訴えられたとしても「誠心誠意の対応をする」という覚悟を常に持ってシャッターを切っています。

もちろん場合によっては家族や職場に多大な迷惑が掛かることになりますから、生半可な覚悟ではありません。

 

今回こうした記事を書いたのも、某大型掲示板や個人ブログに『これはダメだろ』と思ってしまう写真掲載が散見されるからです。

 

『マナー』と非常に溶け合っている『肖像権・人格権』

理解と覚悟を持って写真に向き合うことが大切だと思っています。

 

ご自身の作品と撮影スタイルを改めて見つめ直す機会となれば幸いです。

皆様が素敵なフォトライフを送れますよう、一人の写真人として今後も精進して参ります。

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

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DMC-G6 + 14mm F2.5

LUMIXは何処へ向かう

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DMC-GM1S + BCL-1580

 

25日の土曜日にカメラ業界がザワつくニュースが飛び込んできましたね。

パナソニックがカメラ事業部を解体すると言うではありませんか。

しかし実のところ、僕はそこまで驚きはしませんでした。

もちろんショックを受けましたが、どちらかというと”まさか本当にそうなるとは”というほうのショックです。

 

数年前から『LUMIX』という存在に対して感じていたことは「Panasonic社じゃなかったらもう無いブランドかもしれないな」ってな想いです。

何と言うんでしょうね・・・

僕個人は好きな機種もある為、それなりにファンと言えばそうですが、いつ頃からか発売されるカメラを見るたびにガッカリするようになっていました。

GM1やGM5までは良い印象を持っていますね。

けどそれ以降は首を傾げる機種が多くなった気がします。

特にGX8には心底がっかりしました。

デザインが僕の愛するL1を踏襲したものになっており、ようやくバトンタッチ出来るかと思いきや、数々の作例に悪い意味で打ちのめされ、全く興味を失いました。

世間では何故か「画質がよくなった」と好評のようですが、僕は自分の目を信じます。

あまりこうした特定のカメラに対しての酷評はしたくないのですが、L1にそっくりな機種だからこそ余計に落胆したわけですから、もし所有されている方が読んでも、お気持ちを悪くされないでくださいね。

いい部分はファインダーや防塵防滴などありますから全否定はいたしません(汗)

 

そういえば、何年か前に僕が立ち上げたWEBサイトで、Panasonicだけがノケモノ扱いになってしまった事があります。

その他の全8社様は企画や商品紹介等で大変お世話になりましたが、Panasonicさんからだけは、レビュー用の機種レンタルをお断りされてしまったんです。

他社様と同じような段取りで広報の方とやり取りしたのですが、詳細な理由は分からないまま断られてしまいました。

結果的に他のメーカーさんは全て快く貸し出してくれて、とても良いお付き合いが出来たのですが、そのサイトには現在もPanasonicさんだけはページが存在しません。

ユーザーとしては悲しいことですが、『そういうメーカーなんだ』と今では割り切っています。

ちょうどあの頃はGM5が出そうな時期でしたかね。

 

今回、Panasonicのカメラ事業部が解体に至ったのは様々な理由があるにせよ、上記のような態勢も問題のひとつだったのでしょう。

今年4月からスタートするLUMIXのプロサービス。

少なくともこれを控えている3月に出るニュースではありませんよね。

 

撤退はしていませんから、今後も新機種を展開してくるでしょうけど、もう一歩ユーザーに歩み寄ったモノづくりをして頂きたいと思うところです。

エントリー層に売る時代は終わり、目と知識が育ったユーザーが今後しばらくのターゲットになるでしょうから。

頼みますよ!!

 

と、ちょっと今日は厳しめモードの僕でした。

 

それにしても今夜は随分と冷えます。

冬来たらば春遠からじ、ってか。

なかなか来ないっすな~(笑)

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

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DMC-FX150