OLYMPUS E-M10 + M.ZUIKO 25mm F1.8
まぁ、蔵出しフォト巡りの事です。
HDDの中には仕事として借用カメラでスナップした写真がギッシリ。
大量のボツ写真が手付かずのままで放置されています。
ボツと言っても、より良く撮れたものや、その記事やカメラの方向性に沿わない事を理由に採用されなかったカット達もたくさんあります。
どうも今日は金曜日ということもあってか疲れが溜まっており、なかなかショット数も伸びないので、こういう時は写真の整理をするに限ります。
こうして改めて観返すと「こんなのも撮ったっけ?」と思えるものも多く、そうした意外性を楽むのも悪くありませんね。
OLYMPUS E-M10 + M.ZUIKO EZ 14-42 F3.5-5.6
E-M10の事にも触れておきましょうか。
このカメラは本当に楽しく撮り歩くことが出来ました。
モノとしての質感の高さや、シャッター音、撮って出しのJPEGクオリティなど、どれをとっても優れたカメラだと思います。
ファインダーは上位機のE-M1などとは差別化をされてスペックダウンな仕様となっている点は残念ですが、こうして気楽に撮り歩くだけなら実用上は問題なしです。
今では後継機であるE-M10 MarkⅡが出ておりますが、個人的にはこの初代のほうがデザインとして好みです。
当然、諸々のブラッシュアップはされておりますが、やや「高級です!」と声を張り上げたような造りに違和感を感じてしまうのが理由かもしれませんね。
いや、それでも良いカメラだとは思います。
OLYMPUSさんのカメラは僕も何台か所有していた事がありますが、現在はデジタルは全て手放してしまい、フィルムコンパクトの名機である『XA』を2台残すのみとなりました。
今でもよく使いますし、後々ブログでも紹介したいと思うほど好きなカメラです。
いつかこのXA2台に異なるフィルムを詰めて使い分ける旅をしてみたいですねぇ。
絶対楽しいと思います(笑)
そういえば実家の父も同じXAを一台持っていますね。
元気にしているのでしょうか?
実はそのXAは父がジャンクから救出した個体でして、レンズにカビが生えているものを僕が分解して治したという、なかなか思い出深いカメラでもあります。
あ、僕はカメラやレンズの分解修理も好きで息子ができる前はよくやってました。
さすがに今は落ち着いてできる環境じゃないですし、細かいネジなどを転がしておけませんから現役とは言えません(汗)
それでも明らかに修理できそう、且つ捨て値で売られている個体は救出してしまうんですけどね・・・。
おっと、話が逸れましたが、このXAというカメラの魅力に気が付いたのは、修理が完了した父のXAで試写した時ですね。
こんなに小さいレンジファインダー機を使ったのは初めてでしたから、それはそれは楽しくて、あっという間に24枚を撮りきってしまったんです。
現像から上がってきてKGサイズプリントを見た時は驚きましたね(笑)
「スゲェ!めっちゃイイ!」って(笑)
分解して細かいレンズ群を清掃したから尚更なんですが、よくもまぁこんなに小さいレンズでここまで写るものだと感動しました。
OLYMPUS E-M10 + M.ZUIKO EZ 14-42 F3.5-5.6
その小さく細かい構造故に、巷では修理の難しいカメラとして知られているようで、ちょっとしたカビや故障の個体は外観が新品同様でも2000円程度で売られていたりするので、僕にとっては見過ごせないんですよね(汗)
もちろん、初めて分解したときは「戻せないかも」と本気で焦りましたよ。
けど父の喜ぶ顔を思い浮かべながら必死に組み上げたのを覚えています(笑)
一番苦労したのは、このXAの特徴でもある”フェザータッチ”のシャッターボタン周りですかね。
簡単そうに見えて、本来の塩梅に仕上げるのには時間が掛かります。
手持ちのRICOH R1も同じように分解修理して使い続けているのですが、これができると「いつでも治してやれるぞ!」という不思議な信頼関係が出来上がった気がして、その他のカメラとは一味違った存在になるところが自力修理の醍醐味ですかね。
あれ、話を戻したつもりが、気が付けばE-M10の事を忘れてXAの事ばかり話している気が・・・(笑)
ま、OLYMPUSさんには今後も小型で高画質なレンズやカメラを作り続けて頂きたいですね。
オーゼキコーキ