MINOLTA α‐7000 + AF35-105mm I型
たとえ家の近所の景色でさえも、常に新鮮に見えたならばどれだけ良い事でしょう。
ストリートスナップを好む人間は、どれだけ飽きが来ていようと、眼に映る身の回りのモノやコトに対し、興味関心を進んで持つべきなのかもしれません。
とは言え・・・
小生もまだまだ修行の身であり、堂々と体得したとは言えないわけであります。
それでも、どうにかしてそれらを初めて目にした気分になれないものかと、時にアメリカ、時に韓国と、自らを異国から来た旅人だと言い聞かせては想うのです。
「なぜ日本人は自分の家の前の道路に落ちている空き缶を拾わないのだろう」
「なぜ日本人はハグをしないのだろう」
「なぜ日本人はこんなにも歩くのが早いのだろう」と。
なにも考えずに”自分”ばかりを演じていては、このような些細な点には気付くことは無いでしょう。
そうしてシャッターを切り始めると、薄っすらとですが異なる作風を感じられたりもします。
しかしです。
その場で浮くことの無い、馴染み切った自分だからこそ写せるものも、また写真。
なので僕は、カメラを常に持ち歩いているのかも知れません。
明日もまた、多くの同じ道を通ります。
オーゼキコーキ
【本日の一枚】
MINOLTA α‐7000 + AF35-200mm Xi