X-pro1 + PENTAX FA 31mm F1.8 Limited
初めて訪れる街では、僕は決まって二つの事を調べます。
まず一つ目は『最寄りのブックオフ』
そして二つ目は『最寄りの中古カメラ屋』です。
ブックオフに関しては、だいぶ以前のブログでも話しましたが、カメラのムック本と中古カメラ狙いであります。
場所によってはとんでもない値札を下げたカメラやレンズがポンと置かれているため、どうしても立ち寄らずには居られないという、もはや使命感すら感じています(笑)
そして問題は中古カメラ屋です。
『○○駅 カメラ』などでネット検索により調べるわけですが、これがなかなかのクセ者ワードなのです。
例えば「オーゼキカメラ」がヒットしたとしましょう。
しかし足を運んでみれば、そこは街の老舗写真屋さんだったりするのです。
中古カメラの”ちゅ”の字もない寂れた(あるいは潰れた)店があるだけで、ガッカリすることも少なくありません。
しかし中には驚愕のお宝を眠らせている店もあり、これはこれで立ち寄ってみるのも大切なのです。
現に伝説の名機や名玉がデッドストックとして新品のまま保管されている店をいくつか知っています。
これは子どもが宝の地図を描くのと同様で、僕だけが知っている秘密の場所としてオーゼキメモに追記されていくのです。(いつかは引き取りに行きたいと企んでいます)
そんな中、先日立ち寄った小さな写真館の店内に、良く見慣れたカメラたちが並んでいました。
違うとわかっていながら「これは売り物ですか?」と聞いてみると、『違う違う(笑)現役の仕事道具だよ!』と笑われました。
「そりゃそうですよね、にしても良いカメラ使ってますね!」と言うと。
「まぁ、やっぱり富士フイルムだよ、私らは - 」と。
そうなんです。
実はこの時の店以外にもFUJIFILMのミラーレスを導入している写真館がチラホラと在るのです。
5~6年ほど前の写真館と言えば『S3pro』や『S5pro』が置かれていたりしたものですが、とうとうFUJIFILMが本気でカメラ事業を復活させたことにより、こうした所でもFUJIFILMのブランドが息を吹き返しているのです。
”街の写真屋さんは富士フイルム”あるいは”コダック”というイメージがありましたが、やはりこれは勝手な概念ではなく、実際に写真屋さんもそう思っている方が多いのかもしれません。
言うなれば”伝統的な何か”が在るんでしょうね。
そしてきっとFUJIFILMはそれを理解していて、フィルムシミュレーションを充実させているのかもしれません。
そう言えば少し前に免許証の更新の為に最寄りの警察署へ行ったとき、顔写真を撮るカメラもFUJIFILMのXでした。
X-pro1を首から下げた僕が、写真を撮ってくれる女性の警察官に向かって「同じXフォトグラファーですね!」って言いますと、それまで真顔でシャッターを切り続けていた彼女が笑いながら「確かにそうですね」って(笑)
そしてお互いに和んだのか、僕もとても良い笑顔の写真を撮っていただけました。
確かパスポートの写真を撮る時もそうだったなぁ。
あれ、でも待てよ。
免許証用の写真って、笑ってて良いんでしたっけ??
ま、いっか(笑)
オーゼキコーキ
【本日の一枚】