200years:

-ozekikoki-

独立と十八番

f:id:OZEKIKOKI:20180224125331j:image

X-pro2 + PENTAX M 28mm F2.8

 

こんな僕も商社サラリーマン時代がありまして。

毎晩のように接待やら上司からの誘いやらでお酒を飲む日々が続いたわけですが、そんな中にも楽しみは一つだけありました・・・

 それは”カラオケ”です。

 

元々シンガーな時期もありましたので、人前で大声を出して歌うことに微塵も抵抗はなく、数多くの歌自慢な取引先のお客さんや社長さん方を沸かせて参りました。

 

と、申しますと「何の歌で?」とお思いでしょう。

 

そうそこがミソなのです。

 

僕の絶対的な十八番・・・それは。

 

鳥羽一郎カサブランカ・グッバイ】です。

 

これを真剣に上手に歌い上げれば、どんなスナックでもキャバレーでも突如としてスター扱いになれるのであります。

 

まず、イントロで皆ウケます。

真剣な歌い始めに皆ウケます。

Bメロでは既に「上手いな」ってなります。

サビでまた皆ウケます。

コツは『カーサーブーラーンーカぁぁぁぁぁぁ』と、

やや極端にコシフシを入れて歌うことです。表情もとても大切です。

あくまでも真剣に歌えば、二番に入ると手拍子が起こります。

曲の長さも丁度いいのです。歌謡曲にしては長すぎず、中盤でたるみません。

最後は力を込めて、どんな女も別れちゃ損だ!と歌いきります。

そして最後にゆっくり、ねっとりとお辞儀をします。

さらに遠くを見たような眼差しで(NHKホールだと想いながら)顔を上げますと、

驚くほどの拍手喝采が待っています。

 

さて、今朝の事ですが突然頭に流れてきた曲をどうしても歌いたくなり、台所で歌っていましたところ、息子が「パパ歌わないで、やめてってば!」と言われてしまいました。

その歌とは、渡哲也の名曲『くちなしの花』であります。

 

くちなしの花の 花の香りが~

旅路の果てまでついてくる

くちなしの~白い花~

おまえの よおおなぁあぁ(この部分が難しいなぁ)

 

などとやっていると、やがて気が付いたのです。

もう沸かせる上司も取引先のお客さんも居ないのだと。

 

独立って素敵です。

でも本当にここだけが寂しい(笑)

 

機会があれば、一度くらい思い出として『のど自慢』に出演してみたいモノです。

 

グッ~バイ~♪

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】


f:id:OZEKIKOKI:20180224132537j:image

X-pro2 + PENTAX M 28mm F2.8