オーゼキコーキPHOTO BLOG ~僕らを幸せにするカメラとの日々~

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しりしり

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”しりしり”とは、ニンジンと卵を使って作る沖縄の郷土料理であります。

 

今朝、妻がその”しりしり”を作りながら話していたことを綴ってみますが、まず仕込みとしてニンジンの千切りを作る必要があります。

そこで妻が「ニンジン二本でこれしか量ができないんだけど、もっとやると疲れちゃうからこんなもんかな」と、ため息交じりにつぶやきます。

 

そこで妻は手を休めることなく、先日観たテレビ番組「はやく起きた朝は」に寄せられていた視聴者からの投稿について話し始めました。

 

「こうしてさ、ちょっとの千切りでも大変だなって思うと、自分の母親もそうだったんだろうなってよく思うの。

テレビの番組でね、視聴者からの投稿の中に”家を追い出された30歳の女性”というのがあってね・・・・」

 

と、僕は意外にも(というと失礼だが;)朝から面白そうな話をする妻に興味を持ちました。

 

「その女性は独身でちゃんと家にもお金を入れていて、何一つ親に迷惑をかけていなかったのに、ある時に両親が「30歳になったら家を出なさい」って言いだしたんだって。」

「それでね、どうして結婚したわけでもないのに家を出されるのかわからなくて話し合ったんだけど、結局は家を出ることになったみたいなの」

「そこから初めての一人暮らしが始まるんだけど、暫くしてようやく親が自分を家から追い出した理由がわかったんだって」

「それは、食事を自分で作らなくちゃいけなかったり、掃除や洗濯も全部自分。そうしているうちに、自分に大切なことを両親は教えてくれようとしたんだって気が付いたんだって。」

「その時にとても深い両親からの愛情を感じて、今では感謝の思いでいっぱいになりました。っていう投稿があったの ー」

 

なかなか素敵な話を聞かせてくれた妻に「良い話だね」と声をかけたのでありますが、こうした話になると僕たちの頭をよぎる話が浮かび上がります。

それは妻の弟(三人)とその両親のこと。

 

妻の実家には社会人になる弟が三人、未だに実家暮らしをしております。

僕とは極たまに顔を合わせるのですが、長男の弟は間もなく30歳。

ですが僕から見ると高校生くらいの精神年齢に感じられるほど世間を知らない子どもであります。

その下の弟たちもそれに倣って妙に低い精神年齢に感じられるのもまた事実。

 

これは妻も姉として頭を悩ませている問題の一つであり、また僕は僕で義理の兄としては両親の手前、どのように触れるべきかと距離を置いています。

 

僕ら二人としては早く家から出て一人暮らしをさせないと、今の世間知らずの子供のまま歳だけ取ってしまう彼らを何とかしたいのですが、どうやら両親がそうさせないようなのであります。

 

僕が「君たちは早く家を出て、しっかりと独立できるように成長をしなさい」と言ってみたところで、ともすれば義理の父母に対して道徳を説くのと同義なわけでありますから一筋縄では行かないのです。

 

結局、こうした話題に触れながらも完成したニンジンの”しりしり”。

出来立てのそれはとても美味しく、また細かく切られたニンジンの千切りを箸でつまむと、きっとこれからもこの時の話を思い出すのだろうな、と感じた朝でありました。

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

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