冒頭の写真は最近手に入れたGR21と、わりと長く使ってきたGR1です。
まずGR1について触れますが、これの前は同じRICOHのR1(グリーン)をずっと使ってきました。
周辺の流れや解像の悪さは承知の上で、そのデザインや手軽さと記録写真としては十分な中央の描写に満足していたわけですが、
ある時に新宿のブックオフで激安のGR1に出会ってしまい、ついついポケットカメラの更新をしたわけです。
R1は現在も故障なく自宅に保管しておりますが、このGR1はその使い勝手そのままに、仕事中だろうがプライベートの遊びだろうが、常にお尻に忍ばせることが出来るだけでなく、これまでにない堅牢性を手のひらから感じさせてくれます。
そして極めつけは超高性能レンズの驚異的な描写力です。
R1も独特の描写を魅せてくれるわけですが、一度このGR1を使ってしまうと、高級フィルムを通す場合は必ずコレになっちゃいます・・・。
良いレンズであることは様々な方のWEB記事や多くのムック本(GR系の本はメチャクチャたくさん持ってますw)で知っているつもりでしたが、高騰している中古価格と中々折り合いが付かずに入手には至っておりませんでした。
しかし手にしてからの感想は、なぜもっと早く・・・というよく在りがちな結論となり、大変今更ではありますが本機の魅力を身を持って知った次第です。
そして最近またもや珍しいにも程があるGR21がこれまた激安で目の前に現れてしまい、少々痛い出費ではありましたが、もはや買わないわけにはいかないという想いで手に入れたのであります。
こうして二台を並べてみますとロゴを見なければ分からないほど似ているわけですが、実際使ってみると別物のカメラであることがよくわかりました。
その理由はたった一つ。
お尻ポッケに入らない(笑)
いや、入るには入るのですがレンズの出っ張りが僅かに邪魔をしてGR1の感覚とは全く異なるのです。
これはサッとだしてサッと撮るという行為が、というか動作が変わってきます。
ですから僕の使い方としては首からGR21をぶら下げ、お尻にGR1というスタイルに落ち着きました。
しかしです。
僕の場合、本来スナップに出かける際は首から標準または中望遠程度のレンズを付けたレンジファインダー機や一眼レフ機をぶら下げるのが定番であり、GR21を戦力として持ち出してしまうと広角専用のスタイルになってしまいます。
これが悪いわけではありませんが、過去に某大先生に憧れて28mmやその他広角レンズでのスナップに何度となく挑戦しては敗北してきたので、この21mm&28mmで縛ってしまうとどうしても何か大きなモノに縛られてしまう自分がいます(笑)
困ったものです。
正に豚に真珠かもしれません。
自分なりの広角スナップを作れたらいいのですが、もはやそれを果たせない我が未熟さを呪うしかありませんね。
もう、僕の目がね。
広角じゃないんですよ(汗)
いや、困った。
こういうのは所有するまでわからないのですよね。
ん~、困った。
それだけこのGR21、持ち出したくなっちゃうカメラ、いや、レンズなんですよ。
はい、GR21を欲しくて探されている方には心からお詫び申し上げます・・・。
オーゼキコーキ
【本日の一枚】