200years:

-ozekikoki-

北と南、今と昔をRICOH GX100で。

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RICOH Caplio GX100

 

今日は用事を済ませに新横浜へ午前中に訪れ、それが済んだら普段通りスナップという流れに。

横浜駅周辺は、今でこそ近代的な大型の駅ビルやアリーナなどが立ち並ぶ、文字通りの新しい街並みといった様子ですが、少し調べてみると遡ること新幹線着工当時の昭和36年

当時は田んぼだらけの田舎風景であり、駅前の畦道を近所の子供たちが牛と共に歩いているような場所だったようです。

そんな僅かな予備知識と共に知らぬ路地をカメラと共に練り歩くのは、僕にとっては至高のひと時と言えます。

さすがに牛が散歩している痕跡は見つからないものの、新幹線の開通と共に急速に都市化された事を思わせる場面は多々ありました。

 

まず、北口と南口の様相が全く異なっているということ。

都心でも見かける大手フランチャイズの居酒屋や飲食店に加え、若者が集まるお洒落なカフェなどが軒を連ねる北口に対し、南口はといえば、一見どこかの田舎へ小旅行に来たかと思わせる程の、こじんまりとした改札口を出ると田舎特有とも言える駅前レンタカー屋の存在と一軒のコンビニ。

食欲をそそる食べ物の匂いも漂う事なく、実に素朴な景観が待っていました。

 

はて、どっちに向かって歩いたものかと、スナップ臭覚を働かせるものの、どの路地の向こうも大きな変わりは無いように思われ、一先ずこのエリアの北と南を隔てる線路沿いに歩いていく事にしました。

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RICOH Caplio GX100

 

当時作られたであろう、今では使われていないような線路への点検立ち入り用の階段が錆び付いたまま残されており、その向こうに見える北口方面には高層マンションが立ち並びます。

対照的にこちら側は誰も住んでいない古い家屋が多くみられます。

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RICOH Caplio GX100

 

突然ですが、実は僕の息子が生まれた土地もこの新横浜です。

場所は北口の労災病院ですが、出生前夜は家族であっても面会は20時までとなっており、いつ生まれてもおかしくない様子の妻とメールのやりとりをしながら、夜の街中を落ち着かないまま明け方までスナップしておりました。

そんな2年程前の事を思い出しながら歩いていると、あっという間に冬のお日様は眠くなった顔を見せます。

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RICOH Caplio GX100

 

賑やかな北口のカフェにて腰を下ろし、ノートPC&Wi-Fiという文明の利器を使ってブログ記事を書くという終着点。

「そもそも今日のお供はデジカメじゃん」という突っ込みを、いま自分にしてみるのでした(笑)

 

余談:いつもはRAWでのみ使うGX100ですが、今日は1:1で撮ろうかと思って設定を試みるもJPEGのみの仕様に気付く。

でもたまにはWBや露出をコツコツと変えながら撮って出しで遺すのも悪くないと感じた次第。

 

オーゼキコーキ