SONY α900 + MINOLTA AF 100-300mm
本ブログをご覧の方はご存知の通り、僕には二歳足らずの息子がいます。
片言でおしゃべりしながら、すっかり走り回れるようになった、それはそれは可愛い息子です。
休日に家族と過ごすことは、多くのパパにとってとても楽しみな時間でしょう。
もちろん僕もそうですが、パパと呼ばれるようになってからというもの、とても大きな悩みが一つあるんです。
それは、集中してスナップを撮り歩けない事・・・(汗)
読者様中には「何を」と、怪訝な顔をされるような内容にならないよう、それなりに気を使って書いて参りますが、どうか温かい目でお読みいただけますと幸いです。
きっとこれは僕だけが変なのではなく、同じような事を思っている写真愛好家のパパもいるはずだと思い、『休日スナップの作法』と題し、幾度かにわたって更新していきたいと思います。
さて、最も悩むのはその日を共にするカメラを何にするかです。
このカメラ選びを間違えてしまうと、僕の場合は妙なフラストレーションが溜る結果となり、妻にも迷惑が掛かりかねません。
つまり、写欲を掻き立て、撮影に没頭してしまうような機種を選んでしまうと、当然ながらそれが成せずに不完全燃焼を引き起こしてしまいます。
では、手軽なコンデジがベストか?と思いきや、実はそれがそうでもないのです。
僕も当初はなるべくポケットに入れておける小さいカメラを選んでいました。
しかし、一日を終えてみると、家族写真と作品スナップが混ざってしまい、どうにも腑に落ちない内容となることが多いです。
これら複数の悩みは数回に分けながら綴るとして、まず第一回目の作法ポイントを書いてみたいと思います。
それは・・・。
・その日に撮る被写体を絞り込む(山を張る)
冒頭の写真はお出かけの定番スポットでもある動物園で撮影した一枚です。ですので今回はまず、家族で出かける動物園編という感覚でお読みください。
この日に持ち出したカメラはSONYのα900とMINOLTA 100-300mmという安価なプラ外装レンズの組み合わせです。
これに加え、肩掛けの小さなショルダーバッグにはMINOLTA 28㎜ F2.8という小さい広角単焦点レンズを入れておきます。
<この組み合わせで懸念されるであろう事>
・カメラが大きいけど大丈夫かな?
・動物園だから望遠レンズは良いとしても、レンズ交換なんてできるの?
・結局家族写真と混ざっちゃうのでは?
はい、ネックとしては上記の内容が上がりますよね。この疑問に対して、僕なりに出した結論は下記の通りです。
■カメラのサイズ
これはもっと小さくても構いませんが、デパートや予期せぬトラブルが発生しやすい街中とは違い、動物園ならば問題無いと思います。ただし、咄嗟の事態に備え、斜め掛けをできるような少し長めのストラップにしておくとGoodです。
■レンズ交換の暇なんてないのでは?
大丈夫です。実際に行ってみると感じますが、被写体のメインを息子にしない限り、100㎜ぐらいからの望遠レンズのほうがむしろ良いと考えています。
何枚か動物を撮っているうちに、意外と家族に置いて行かれることも多いため、楽しんでいる様子を自然に遺すなら、むしろ望遠で十分です。
そして、「さて、休憩しよう!」と、ベンチや休憩所に腰を下ろすようなときは、かなりのんびりとレンズ交換可能です。
■結局家族写真と混ざってしまうのでは?
ここで大事なのは工夫です。
デュアルスロットのカメラなら、保存メディアを分ける!というような野暮なことは言いません。実際そのような仕様のカメラを所有していて、且つモードダイヤルのカスタムに割り振ればできなくも無いですが、この方法は可能なカメラが限られる為、オススメしにくいですね。
僕の工夫はというと『動物をモノクロで撮る』というハッキリとしたテーマを事前に持つところにあります。モードダイヤルに割り振るとさらに楽です。
さらには家に帰って写真を観返すと、広角と望遠で家族写真が概ね分けられており、感覚的に選別しやすいという利点もあります。
SONY α900 + MINOLTA AF 100-300mm
写欲を刺激するカメラとは、人によって感じ方が違うため一概には言えませんが、
『ここぞの一台』は持ち出すべきではないでしょう。
とくに落下や水濡れといった事態が起きる確率が極めて高いパパは、これ専用のサブ機と位置付けたカメラの導入をオススメ致します。
さて、それでは最後に『ここぞの一台』はいつ使うんだ!という問いにもお答えいたします。
これも工夫が必須ですが、一人で撮影に行く時間を獲得することです。
決して容易な事ではありませんが、まずやるべきことは、妻への自由日の提供です。
丸一日妻が自由にしていい日を与えなければいけません。
洗濯や食器洗い、食事の用意など、メチャクチャに大変です。
しかし、撮影に集中できる一日を獲得するためには、避けては通れないのです。
そして「いつもありがとう、大変だった(笑)」と言いつつ、平日の仕事帰りなどにはハーゲンダッツのアイスでも土産とすれば、多くの場合は問題ないでしょう。
「それでもウチの妻は・・・」という方は・・・。
そうですねぇ、急な出張、という最後の切り札でしょうかね(笑)
あくまで自己責任ですが(汗)
そう考えると、僕は良い妻を持ちました。
さて、今回はここまでです。
被写体の想定と場所の特性を考える必要があることをお伝えして参りましたが、いかがでしたでしょうか。
まだまだ独自に編み出したポイントがございますので、定期的に更新していきたいと思います。
次回は『子どもと二人だけの休日』をテーマに書くつもりです。
それでは全てのカメラ好きパパに良きフォトライフがあらんことを♪
オーゼキコーキ
【本日の一枚】
SONY α900 + MINOLTA AF 100-300mm