RICOH GXR発売当時から、様々なサイトで散々レビューは発信されているので、これまで使っていたGX100との比較などを交えて、3時間ほど使用した感想を書いてみたいと思います。
ついさっきカフェに入りブログを書いていますので、とてもリアルタイムな感想文です。
まずは手に持った印象ですが、素晴らしいの一言に尽きますね。
多くのGXRユーザー様が声を上げておられるように、この高級感は半端ではないです。
これは実際に所有というかたちで手にした方にしかわからないものがあります。
よくぞここまでのクオリティで発売したものだ、と感心しきりです。
写欲をビシビシと掻き立てる本機は組み合わせたユニットが1/1.7センサーであることを忘れさせる魅力を持っていますね。
2、3時間で連射無しの200カットを撮らせるあたり、只者ではありません。
出てくる色はまさにRICOHそのもの。
なんとも渋い世界観を演出しますね。ついついサビや劣化物へとカメラを向けてしまいます。
GX100でどうしても不満だったのがレリーズタイムラグでした。
外付けのOVFを装着し、モニターOFFで使っているとカットによっては必ず残念な結果になります。
しかしGXRではバッチリです。何度もこういうテストカットを繰り返し撮りましたが、概ね満足できる速さだと言えそうです。
かなりキレのある描写をしてくれます。
等倍では盛大に粗が見えますが、RICOHさんのコンデジは以前からプリント前提の画作りでしたから、僕の場合は気にしません。
むしろ色や階調の繋がりを重要視している事に好感を持っています。
高感度でのノイズも上手く抑えていると思います。
ただ少々ノイズリダクションが強すぎる気も致しますね。
今日はいつも通りGX100も持ち合わせていたので、同様の設定で撮り比べましたが、今PCのモニターにて等倍確認する限りでは、意外にもGX100のほうがキレを感じる描写だった事には驚きました。
とは言うものの、GXRは操作性や画像処理など、開発陣の方々が真剣に煮詰めた一台である事が伝わってくる、素晴らしい完成度だと感じます。
それにしても低感度のGX100には改めて感心しましたね。 当時からたいへん優秀であったという事でしょう。
ミックス光の環境下では、なかなか高いWB性能を見せてくれました。
これなら安心してJPEGのみの撮影ができそうです。
さて、カメラチェック要素の強いカットしか撮れませんでしたが、このGXR。
オーナーになってほんの数時間ですが、かなり僕と相性の良さそうなカメラです(笑)
買う前からそんな気がしていたんですが、大当たりと言ったところですかね。
僕は大柄な男ですから、GX100からサイズアップしたコイツも、しっかりお尻ポッケに収まります。
しかし最後に難点を一つ。
なんでホットシューの位置を光軸上に置いてくれなかったのかなぁ、と。
まぁ、これだけ操作性も含め考え抜かれたカメラですから、仕方がない理由がきっとあるはずですが、慣れの問題とはいえ、よくあるレンジファインダー機とは逆位置になる為、体に染みついたパララックス補正が上手く行きません(泣)
これ慣れますかねぇ・・・。
いや、慣れるしかないですね(笑)
カメラバカの勘が言っていますから「これは相性がいい」と(笑)
こういうのは理屈ではないから困ったものです。
現にK-5iisを手放してK-7を愛用する変人が僕ですから(汗)
これからも終了した企画と言える『フォーサーズ』と『GXRユニット』を僕はプライベートでガンガン使っていきますよ!
GX100は併用するつもりですが、これだけ堅牢なGXRならもっと永く付き合えそうで嬉しい限りです。
なんたってバリバリの美品ですからね♪
まだ微妙な作例ばかりで、ちゃんと作品意識を持ったカットを生み出せていないので、これからが楽しみです。
それにしても触れているだけで幸せになれるだなんて、本当に粋なカメラです。
オーゼキコーキ