Leica M6 + Summaron 35mm F3.5
今朝、目が覚めて妻と息子が元気にしている様子を見て本当に安堵しました。
タイトル通りの夢の話ですから、コレといった落ちはございませんが、あまりに起こりうる内容だったためにこれを書いている今現在も、まだ少し気分は落ち着きません。
その断片的に観た夢の世界は、住んでいる家は今と異なり高層マンションの上層階。
広いベランダで妻が息子を抱っこしながら、干してある洗濯物の位置を調整しつつ歌でも口ずさんでいて、そのとても和やかな様子を、僕は部屋の中から眺めていました。
次の瞬間、遠くに左から右へと”赤いミサイル”が火を噴き飛んでいるのを目が捉えました。
刹那にそれが北朝鮮から放たれたものである事をなぜか理解し、唖然としたのですが、今度は反対の右方向から自国が発射したと思われる”迎撃ミサイル”が飛んできたのです
。
心の中で「どうか・・・」という祈りも虚しく、互いに行き交うだけの二つのそれは地表に落下したのであります。
”ドン”という音と共に鈍い地響きと爆風がドーム状に広がり、辺りを呑み込んでいきます。
シャボン玉の表面に似てはいますが、やはり異なる複雑な虹色をしたそのドームはどんどんこちらにも迫り、あと3秒も掛からずに僕らのもとへ到達する勢いでした。
妻も息子もその光景を目にして、固まっている様子です。
僕も慌てて二人のもとへ行かなければと手を伸ばしましたが、ベランダの扉に触れた時には既に吞み込まれていました。
そのドームの中は、例えるならば超高温のサウナの中であり、呼吸困難と目まいが同時に襲ってくる感覚に近いものです。
ベランダも、そして僕のいる室内も全く同じ状況のようで、苦しむ二人を目の当たりにしていても身体が思うようにならず、一歩も動くことが出来ませんでした。
もちろん夢の話ですから、不思議なことに命を落とすことなくその時をやり過ごすことが出来たのですが・・・
さらに奇妙であったのはそのあとの続きです。
僕らの身体にどんな異変が起きてしまったのかを知るために、テレビを付けて様々なチャンネルを片っ端からチェックしたのですが、北朝鮮と日本の情勢について論ずる年寄りたちや、いつもと変わらないバラエティ番組、そして爆撃による街の被害状況だけを伝えるニュースのみ。
これほどまでに危機的状況に晒された身体への異常について触れている番組はありませんでした。
ネット検索でもそれは同じです。
つまり、現在僕らが被爆しているのかどうかすら知ることが出来なかったのです。
露骨な情報の隠蔽操作を前にして、成す術なしでありました。
恐らく、そう長くは生きていられないのでしょう・・・。
さて、この辺で夢の話を終わりたいと思います。
朝食を摂っている時も、どうにも落ち着かず、窓から空を眺めていました。
実際に今日にでも起りうる事態。
それでも今、仕事も含めて僕のとっている行動は”安全な明日”を前提としたものであります。
どうか、この日本が「頼りなく豊かな国」ではない事を、
心から祈るばかりです。
オーゼキコーキ
【本日の一枚】
DMC-G6 + DA50㎜ F1.8