200years:

-ozekikoki-

都会のかほり


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RICOH GX100

 

今日は、主に地方出身の方に共感いただけるかもしれない、都会特有の”匂い”についてお話します。

この段階で「あぁ、アレね」と言う方もいるかもしれませんね。

 

改めて申しますが、僕は青森県の出身であり、上京して今年で12年となります。

実はここ数年、僕の鼻がその特有の匂いをキャッチしにくくなっているのです。

それはつまり”慣れ”というものなのでしょうが、表現者の一人としてはこれが残念でならないのであります。

 

幼い頃に、ほんの数えるほどだけ訪れていた東京。

修学旅行の時もそうですが、この独特の匂いが好きであり、また憧れる何かがそこに混ざっていたものです。

 

ところがつい先日、この匂いをめぐり仕事仲間と話した際、随分と相違があるということに気がついたのです。

まるでこれは地方出身者のみに与えられたら”特殊能力”なのではないかと・・・。

 

幕張メッセで開催された某イベント仕事の帰りに、僕の運転するワンボックスカーに乗せていた東京出身の数名と銀座を通り過ぎたときの話です。

 

皆疲れ切っており、それなりに汗もかいていましたから、空気を入れ換えようかと僕は窓を開けました。

するとその時”アノ匂い”が強烈に車内へ流れ込んで来たので、ついテンションの上がった僕は「おぉ!いい香りがするよ!」と、皆に窓を開けるように促しました。

「えー?」と、各々が近くの窓を開けて銀座の夜風を顔に浴びたのですが、思いも寄らぬ展開に・・・

「何がですか??」

「ただ生温いだけッスよー」と口々に言うのです。

 

そんなわけ無いよと、僕は渋滞で足止めされた事を喜びながら、憧れの匂いを外から手で集めては自身の鼻へと導き、フガフガとはしゃぐのですが、その時に居合わせた僕以外は「わからない」と言うのです。

「オーゼキさんオカシイっすよーw」などと笑われてしまい、最終的には暑いから窓を閉めて欲しいとまで言われる始末。

 

ここまでお読みになって「で、どんな匂いなの?」と疑問を抱く方もいますよね。

 

それではお伝えしましょう。

 

都会の声

『ほらおいでよ!酒も旨いし美人もいるぜ!金を使って遊ぼうよ!最後はロマンチックな夜に溶けちゃえよ!どこまでもハッピーな世界が待ってるぜ!』

 

・・・。

 

これが僕の感じるアノ匂いを言葉に変換したものです。

 

そりゃ伝わらないか・・・(笑)

けど、東京って、こういう街ジャン?

 

以上、田舎者のつぶやきダベや(汗)

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】


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RICOH GXR + S10