今日は5分ほど思考を巡らせても書くネタが思い浮かばなかったので、何となく気になったX-pro系の機能についてだらりと・・・
X-pro1の機能の一つに『パワーセーブモード』というものがありますが、一応改めて説明しますと、OVF時に一つのバッテリーで通常300枚のところ、1000枚まで撮影枚数を伸ばせる節電モードです。
その代償として、公式サイトの説明では「OVFにヒストグラムやF/SSが表示されなくなる」との記載があります。
しかしネット上のユーザーによる書き込みを調べるとAFも遅くなるとのこと。
僕の場合は90%MFで使う上に、各設定表示も本体を見れば物理的に確認できるので問題無いと思い、昨日からONにしてみました。
このところ「OVFでMFなのに随分電池の持ちが悪いなぁ」と感じていましたが、どうやらこれで解決のようです・・・。
が、しかし。
ちょっとこれには落とし穴がまだありました。
それはレリーズタイムラグです。
いわゆる一気押しをした際、感覚としては2秒後にシャッターが落ちる感じなのです。
いろいろと設定を変えながら試してみますと、やはり『パワーセーブモード』による仕様である事がわかりました。
これはなかなかに「おいっ!」な部分です(笑)
ただしこれには回避方法もありまして、半押しからの本押しであればパワーセーブモードOFF時と変わらない速度でレリーズされます。
慣れですね(笑)
いつも首から下げて歩く際は電源を入れっぱなしですから、スナップ撮影の時は被写体にレンズを向けるまでの間に半押しすれば良いようです(笑)
RICOH機と持ち替えると同時に頭を切り替える必要がありますね。
今日も一日使用して、従来ならそろそろバッテリーが切れる頃ですが、まだ残量表示は満タンのままです。
これなら工夫と慣れで乗り切る気にもなりますが・・・。
なんか釈然としません(笑)
どうせならR-D1のように巻き上げレバーを付けてくれればイイのにとも思います。
そしてX-pro2。
『パワーセーブモード』を最初から搭載せず、ファームアップで対応させてきましたね。
これはFUJIFILMさん、賢いです(笑)
要は量販店などのデモ機でこのモードがONになっていると、本来のパフォーマンスを発揮できずに、せっかく手に取ったお客さんをガッカリさせちゃいますからね。
本格的にシェアを伸ばす姿勢が表れていて、僕はたいへん好感を持ちます。
さて、pro1を買うとpro2の導入が随分と先になるだろうという予想は的中でして、2017年の現在でも全く不満が有りません。
度重なるファームアップで、発売当初とは別物のカメラと言っても過言ではないでしょうね。
根本的にしっかりと作り込まれたデジタルカメラも、1200~1600万画素もの解像度があれば5年やそこらでは陳腐化せずにまだまだ使えます。
特にFUJIFILMの場合はAWBがとても優れていますから、壊れなければあと10年は現役だと思っています。
こう述べると「何を基準に?」と言われますが、根拠はモニター解像度のインフラと比例する点です。
現状では4Kモニターすら各家庭に普及していません。
仕事で4Kモニターに映し出す解像度を求められたとしても1200万画素もあれば十分にカバーできます。
家庭で紙にプリントする程度なら600万画素でも十分ですし、畳2枚分まで引き伸ばすとしても、ローパスフィルターの無いX-pro1なら鑑賞距離換算で考えても概ね問題無いことでしょう。
2020年を越えると5K、6Kと刻んだ解像度のモニターも出てくるかもしれませんが、これもまた出力側のハードの普及が追いつかずに8Kモニターなんてまだまーだ先の話です。
要するに解像度は適材適所。
作品として写真を撮っていくならば1600万画素あればOKなのです。
5000万画素が無ければ写らないものも存在するのは間違いない事実。
なーんて散々言いましたが、僕も子を持つ人間です。
4000万画素クラスのカメラを仕事として訴求する立場になったら「圧倒的な解像力です!」と笑顔で言いきりますけどね(笑)
オーゼキコーキ
【本日の一枚】