200years:

-ozekikoki-

一杯のお茶


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X-T1 + XF18-55mm

 

今日は巣鴨にある中華料理屋の『新栄』さんにお邪魔しました。

国内でも有名な陳建一さんも太鼓判を押す人気店で、多くの著名人も訪れる名店のようです。

店主のウライさんご夫妻、ではなくご兄妹。

どことなく似たお顔の夫婦だなぁと思い聞いてみると、僕の勘違いでした(笑)

 

お二人の暖かなご様子に心を動かされ、最後にお写真を一枚撮らせて頂きました。

現在名乗っておられるのは日本名ですが、どちらも北京出身の中国の方です。

こちらの時間に余裕が無くてお食事を頂くことが出来ませんでしたが、今度巣鴨を訪れた際は是非立ち寄ろうと思います。

 

さて、今日のブログで僕が言いたかったのは、ある種の我々日本人が持つ外国人への誤解についてです。

仕事柄、中国の方以外にもインドや韓国、フランスやアメリカ等々。

様々な国の人と接する機会が多く、直接行ったことの無い国が多いものの、それぞれの文化や考え方の違いを肌で感じることが出来ます。

 

僕は時間があると「日本に来て良かったですか?」「日本人の良いところや嫌なところはどんなところですか?」と質問するのですが、皆さん口を揃えて「日本は世界のどこよりも安全だし、優しい人ばかりでとても良い所」と言います。

これには僕が日本人ですから直接嫌なことを言わないのもあるでしょうが、表情を見るに誰もが嘘をついてはおらず、心からそう思ってくれているようです。

 

そして大変ありがたいことに、これまで僕が撮影で伺ったことのある、外国人の方が運営する飲食店では、100%の確率で一杯のお茶(ドリンク)を提供してくれます。

勿論、同じ日本人が営むお店でも頂けることはありますが、感覚としましては全体の3割に満たないかもしれません。

 

誤解頂きたく無いので念の為に言っておきますが、「お茶が欲しいよ」とのメッセージではありませんからね(笑)

あくまでも一例であり、その”気遣い”が嬉しいのであって、お茶でなくとも様々なご厚意を頂けておりますから、どうかお察しください。

常々お世話になった皆様には感謝を抱いておりますからね(笑)

 

つまりですね。

「木も見て森も見ましょ」と言いたいのです。

 

日本のマスメディアでは”○○人観光客の驚くべき行動!!”などと大袈裟に騒ぎ立て、サブリミナル効果を含む内容は禁止されているにも関わらず、往々にして画面から垂れ流されております。

実際にそういった行動をとる外国人を目の当たりにすることもありますが、”皆が皆そうではない”ということだけは、常に忘れてはならないと想うのです。

日本人にだっているでしょ、そんな人(笑)

 

「いかがですか?」と撮った料理写真をチェック頂くと「おぉ!グゥー!」と、万歳するように手を叩いて喜んでくれたりするのは中国人の方が多いです。

自身の感情にたいへん素直で、表現や行動力が豊かであると見れば、素晴らしい国民性ではありませんか。

 

僕はできるだけこうした人の良い部分を自分の眼で見つけて、写真に収めていきたいですね。

 そのほうが楽しいですって、ぜったい。

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】


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GXR + MOUNT A12 + Zeiss Planar 50mm F1.4