今日は最近影響を受けた作品をご紹介したいと思います。
『Bradley McCallum & Jacqueline Tarry』
白人(夫)と黒人(妻)の夫婦で活動されているアーティストです。
このお二人の詳しい情報は、ネット上に多く掲載されておりますので割愛致しますが、未来へ写真を遺す僕たちにとっては大変貴重な作家性を持ったご夫婦なのです。
簡単にまとめますと『過去の様々な出来事を切り取った写真たちを”絵”で”複写”し、改めてその時代の背景や現在を照らし合わせる』というものです。
お二人の思想は「毎日のように撮影される貴重な時代の切れ端が、山積みとなって埋もれてしまっては撮影されていないのと変わらない」-
僕はこの作品を観て様々な想いが込み上げて参りました。
ご覧頂いてお察しの通り、未だに繰り返される人種差別や争いは今日も世界のどこかで写真に収められている事でしょう。
しかし少し異なる手法でその写真家のメッセージを広める作家性には脱帽でありました。
是非ご興味が有れば調べてみて下さい。
オーゼキコーキ
【本日の一枚】
X-pro1 + XF24mm F8