DMC-L1 + Leica D SUMMILUX 25mm F1.4
先日、久しぶりに息子と二人きりの休日を過ごしました。
お出かけの道中、息子が”松ぼっくり”を拾って「お母さんに見せる!」と喜んでいる姿を見て、僕はとある探偵ものの小説から得た知識を息子に伝授したのであります。
それは『松ぼっくりは水に浸けると閉じる』というもの。
一般人には在り得ないシチュエーションですが、急を要して目の前の水分を証拠として持ち帰りたい場合の手段の一つに”松ぼっくり”を使うのだそうです。
水分に浸かった松ぼっくりは、開いたその姿を収縮させると共に水分をも固く閉じ込めるのです。
これを簡単に息子へと説明しましたが、”浸ける”と”付ける”に誤解が生じてしまい、ようやく発見した日陰の水溜まりに駆け寄ると、熱心に持っているその松ぼっくりをチョンチョンし続けます。
放っておけば日が暮れるのではないか、と思うほどの集中力に僕もタジタジでありました(笑)
「もっとたくさんの水が溜まっているところを見付けよう」と、やっとこさその場を離れて目的地へと向かいましたが、さらにその途中で見つけた工事現場内にある大きな容器に溜まった水。
どうしてもそこに”松ぼっくり”を入れたいと騒ぐ息子をなだめるのは容易ではなかったです(笑)
残念ながらこの日は浸けられる水溜まりは見つからず、あきらめた息子はアッサリと松ぼっくりを遠くへ放り投げてしまいました。
今度はお風呂でゆっくりと実験・検証をさせてやりたいと思います。
それにしても、試せる環境が全く無いにも関わらず、ちょっとした浅知恵を得意になって話したのは迂闊でありました。
せっかく盛り上がった息子の知的好奇心を満たしてやれなかった事はホント、悔いが残ります。
これからが秋本番。
たくさんの松ぼっくりで遊ぼうな、息子。
オーゼキコーキ
【本日の一枚】
DMC-L1 + Leica D SUMMILUX 25mm F1.4