200years:

-ozekikoki-

スロースタート

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FUJIFILM F800EXR

 

すっかりとブログの更新が遅れてしまい大変失礼いたしました。

実は今年の仕事始めは遅かったもので、それなりに時間はあったのですが・・・

前回の記事でもお伝えした通り「使ってみたい」と思っていたカメラ達を様々と使っているうちに、撮った写真や話したいことの軸が妙にブレ出してしまい今日に至ったというわけです。

 

いや、ブレて”しまった”という言い方は間違いです。

意図的に”散らした”、のほうが正しいか・・・。

 

つまり昨年は仕事もプライベートも一貫してFUJIFILMを使ってきたわけですが、敢えて新年から他のメーカーの機種を使って、自分の撮り方や被写体の見つけ方に変化を出したいと考えたのです。

その上で「やはりFUJIFILM」となれば、それはそれでOK。

もし「これもアリ」となれば新境地、といったところです。

ホンネは北海道にお住いの敬愛する某写真家さんのようにドローン撮影なんかにも手を出したいところですが、環境がそれを許しませんから親指を咥えています・・・。

 

さて、いくつか使った中で感心したカメラやレンズを書いてみます。

SONY E 20mm F2.8】

これは以前から気になっていて、お試しで使うにはちょっと高かったのですが思い切ってNEX-6と合わせて手に入れてみました。

RAWでは確認していませんが、撮って出しで使う分には周辺までなかなか解像しますし、なによりアウトフォーカス部分が実に良い癖があって大好きなレンズとなりました。

そもそもNEX-6が画質においては素晴らしく、こと20㎜と合わせると本当にコンパクトであります。

結局はストラップを一度も付けずに使いました。

しかし操作性の面では信じられないほど撮影者のことを考えていない仕様でしたので、GRを好むような人間にとっては我慢ならないでしょう。

細かいことを無視すればとても良いカメラであることに間違いございませんが、センサーを含めて電子デバイスの完成度も高いだけに『ファームUPで向上』という概念が希薄なSONYの性格をたっぷり実感してしまい、「カメラが可哀そうだ」とまで思ってしまいました。

とは言え同社のカメラ事業そのものは大変好調なわけですから、僕のようなトッチャン坊やは複雑な気持ちでございます。

 

話をもとに戻しますが、E20mm F2.8は電子的な補正ありきで設計されている(たぶん)にしろ、良い意味でSONYらしくない(ファンの方には失礼すぎますが;)味わいある描写のレンズだと思いました。

 

次はOLYMPUS E-M5 エリートブラック】です。

これに関しては話が長くなりそうですからガバッと割愛して書きますが、要するにE-M5発売当時は個人的にLUMIXを使っていて、妙にこのOMデジタルに対して否定的といいますが、あまり良い印象を持っていませんでした。

しかし数年前に仕事でE-M1を長期間使う機会に恵まれてからというもの、この訳の分からない壁が緩和された事をきっかけに、OLYMPUSにも目が向くようになりました。

誤解しないで頂きたいのですが、OLYMPUSというメーカー自体はむしろ好きなほうで、もし仮に同社でm4/3以上のフォーマットサイズを搭載したカメラがあったならば、きっと現在の仕事で使っていると思います。

 

さて、そんなこんなで今回手に入れたE-M5のエリートブラックモデル(以下エリブラ)ですが、まぁとにかく手にするとカッコいい。

通常のブラックは好みませんが、このエリブラはとっても好きなのです。

そして思っていたより小さくて、なにより結局は今でも画質が良い。

細かくパラメーターをイジッてみると、撮って出しでも満足できるラインまで持ってこれます。

組み合わせたのはLUMIXの35-100㎜ F4-5.6という”チッコイ”レンズです。

135判換算70-200mmでジーパンのポッケにも入るサイズ。

なのに描写もキレキレで、本当にm4/3の良さを改めて実感できました。

『Voigtländer Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical』を装着して、スローシャッターを手持ちで切ると、1/2秒のSSでもブレないから驚きです・・・。

メニューUIは置いといて、それ以外のカスタム性や操作性も十分満足。

OLYMPUSさんてすごいのね。

 

あまりに気に入ったものですから、しっかりと新宿のサービスセンターに持ち込んで、お小遣いから3000円も払って点検に出しました。

どこまでチェックしてくれるのか不明瞭な点はアレですけど、とりあえず長く使おうと思えた良いカメラでした。

 

こうなると困るのはレンズですよね。

12㎜ F2が欲しくて仕方がない。

12-40㎜ F2.8とか75㎜とか使いたいレンズが同システムには山のようにあります。

わざわざ自分から散財のコースに足を踏み入れるのですから、もはや手の施しようがございません。

まずは点検中のE-M5エリブラが返ってくるのが楽しみです。

今年はこいつで撮ったカットがブログに載ることも増えるかと思います。

 

にしても。

中古カメラ屋に行くと、あんなカメラやこんなカメラが二束三文で売られているもんだから、ついつい買ってしまう。

果たしてこんなんで無事に645Zを買えるのだろうか・・・

なんとか夏までには、と思ってますけども・・・。

 

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

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RICOH GR DIGITAL III