最近の息子は、お出かけのたびに愛機であるQちゃん(PENTAX Q)を首から下げるようになりました。
補助輪付ではありますが自転車の乗り方も覚えて、ますます元気な3歳児です。
自分なりに興味のあるものを見つけると「写真撮ろうかなぁ」とつぶやきながらパシャパシャし始めます。
日によっては僕よりもシャッター数は進んでいる様子。
金網に鼻を押し付けた犬を見て「ちょっと撮っていいですか!?」と言いながら自転車を降りて数枚はシャッターを切っていました。
あとで見せてもらうと、これ以外にも様々なものを撮っていてビックリします。
なかでも驚いたのが”ナンバープレート”のカット。
普通は他人の車のナンバープレートは撮りませんが、息子は何を思ったのか画面いっぱいにアチコチの車のナンバーをバッチリ切り撮るのであります。
なんだか勉強になりました。
よし、僕もナンバーを撮ろう!とか、そういうのではなく、そもそも被写体として考えもしなかったモノが写真として目の前にあるとドキッとするんです。
気が付いたら自身の感覚が狭くなっている事に気が付いたということですね。
最近の僕はと言えば色々と頭を抱える事柄が多くて、それがライフワークであるスナップにまで影響しちゃうテイタラクぶりでしたので(笑)
そろそろ強引にでも、もう一段ステップアップしないとなぁ。
さて、写真を撮ることに目覚めた息子もカメラが好きかというとそんなことは無く、いたって普通に仮面ライダーやトーマスが好きな幼児です。
休日にカメラ屋巡りに息子を連れまわすと「つまんなーい」とボヤキながらジャンクカメラでレンズ交換して遊んだり、外を見てぼんやりしたり。
その甲斐あってか、息子はこの歳にしてレンズ交換を習得しています(笑)
そんな彼が先日とある中古カメラ屋で「ねぇお父さん、こっち向いて~」とジャンクのフィルムカメラを両手に近づいてきました。
ファインダーを覗きながら「お父さん変な顔して~!」と遊ぶ息子に「べぇ~」と変顔で微笑み返したのですが、よく見ると装着されているレンズに【MINOLTA AF 100mm F2.8】と書いてあります。
思わず2度見しましたよ(笑)
「こ、これどっから持ってきた!?」と聞くと、ジャンクカゴを指さします。
ちなみに値段を見ると1000円。
「でかしたぞ息子!」と、一緒に見に行くと更にMINOLTA 28mm F2.8 も1000円で転がっていました・・・。
はい、買いました。
どちらもジャンクじゃなくて普通に使えるレンズです。
という事で息子がネギではなく、MINOLTAの銘初期玉を背負って来たのであります(笑)
気が付くとウチにはAマウントのMINOLTAレンズが何本もあって、更には去年「仕事用に」と、結果的に2日だけの付き合いとなったα99iiと共に買った予備バッテリーが2個も新品のままあります。
フィルムのα-7があるので別に良いのでしょうけど、手つかずのバッテリーまであるとなると、いよいよもってデジタルのαボディを買い足すだけの状況に陥ってしまいました。
これは甘く危険な香り(笑)
やってくれたな息子。
ほんでこれからもよろしく。
オーゼキコーキ
【本日の一枚】