200years:

-ozekikoki-

自粛期間中の筋力低下は甘く見ないほうが良い

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一昨日、数か月ぶりに近所の屋内プールへと足を運んだ時の話である。

先の自粛期間中は殆ど仕事も無く、カメラをぶら下げて外を出歩くのも顰蹙(ひんしゅく)を買うので、大人しく自宅で日々海外ドラマを見ながらビールを飲んでいたのだが、当然のようにどんどん体重が増えだしたわけで、そんな怠惰な自分に嫌気がさしたこともあって流行の糖質制限と共に筋力トレーニングに徹し始めた。

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ゆで卵と鶏肉、そして野菜をメインにした食生活は実に簡単で、今夜は何を食べようかと悩まずに済むので私の性格にピッタリであった。

豊富なたんぱく質の摂取と、自宅でできるプランクや腕立て伏せ、腹筋などの筋力トレーニングは効果てきめん。

続けるほどに憧れのヒュージャックマンの体形に近づいていく(気がする)。

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そして2か月ほど経った一昨日、いよいよ営業が再開された屋内プールへ意気揚々と足を運んだのだ。

以前は2時間ほど泳いでいたが、どうやら今は時間制限付きで1日1時間までと決まっていた。

「なんだ、たったそれだけか」と肩を落としつつも、ならば短時間でもガンガン泳ごうと念入りな準備体操を済ませ、いざ開始。

 

ところがである。

30分も経った時点で今にも左足の付け根から指の先までが攣(つ)りそうになってしまったのだ。

「そんなまさか、私は過酷なトレーニングを積んできたのだから何かの間違いだ」

と、心の中の何者かに「話が違うぞ」と何度語りかけても、現実では今にも足を攣る寸前。

そして私はまだプールの中に立っている。

どのように出ればいいのだろうと考えた。

ここで悶絶して救助されてしまっては、面の皮の薄い私はまた数か月間ここに

顔を出せなくなる。

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結局は何事もないような顔をしながら足の強張りが和らぐのを待ち、ぎこちなく水から上がり退散することができた。

 

どうやら私は上半身だけ鍛えて下半身は完全に”ほったらかし”だったようである。

せめてスクワットも加えるべきだったが、恐らく多くの人よりも日々の歩行距離が圧倒的に多かった私は、ステイホームが思いのほか大打撃となっていた。

 

そこのあなた。

『明日は我が身』という言葉を今一度じっくりと反芻していただきたい、と想う。

 

Camera + Lens

OLYMPUS E-M1

M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO

LUMIX 12-32mm

RICOH GR III