200years:

-ozekikoki-

お天気ばあさん

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「ねぇアレクサ、今日は何時から雨が降るの?」

 

 『 今日は一日通して雨は降らない予報です 』

 

「え!!そうなの!?」

 

 『 そうなんですよぉ~~♪ 』

 

と、我が家の人工知能アレクサが自信満々に申しますので、溜まっていた洗濯物をガッツリとベランダに干しました。

 

しかし、ふと目をやりますと・・・

”あの家”の屋上はガランとしたままです・・・

そう、部屋の窓から見えるとある一軒家には、僕が一目置いている”お天気ばあさん”が住んでいます。

彼女は干した洗濯物を雨で濡らさない達人であり、それはもう天気予報を見るより”あの家”を見ろ!と言いたくなるほどの高精度ぶり。

 

つい今さっきまでお日様が出ていて互いに多くの洗濯物を干していたはずなのに、少しして「あれ?雨が降ってきたぞ!?」と、ポツポツ来た段階で慌てて僕が取り込むときには”あの家”の屋上はすっかりがらんどう。

 

正にプロの領域。

 

ですから空っぽの屋上の様子を見て少し不安になりながらも、せっかく干すからにはちゃんと乾いてほしいという事で、念には念を入れて晴れ男オーゼキも出かけることにしました。

 

ちょうど家の中だけでは現在取り掛かっている企画に関する良いアイディアが浮かばなかったところでしたから、外の空気でも吸えば閃くだろうという一石二鳥の行動です。

 

結果。

 

夕方には数日ぶりで目にする優しい日光がこの街に降り注いだのです!!

僕は思わず空を見上げて「勝った!そして凄いぞアレクサ!」と、心の中で小さくガッツポーズを決めました。

 

散歩中は懐いてくる可愛らしい猫にも出会えました。

そして無事に良いアイディアも浮かび、全てがOK!!!

 

今日のブログはこの事を書こうと決めて、帰宅後は干してあった洗濯物の回収はもちろん、撮って来た写真をPCへと取り込みカタカタと入力を始めます。

すると外からポツポツと音が聴こえてきました。

 

「あれ?アレクサは今日一日降らないって言ってたのになぁ」と外を見ると・・・

 

お天気ばあさんの家の窓は真っ暗でした。

ご不在だったようです。

 

お盆ですもんね!

 

日差しの中での「勝った!」は、どうか無かったことにしてください(笑;)

 

オーゼキコーキ

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