ラジオでも話していますが、この頃は集中的に『1080×1920』という縦向き動画制作を主な仕事にしています。
こうした条件での撮影時、最も気を遣う点は何か予想が付きますでしょうか?
はい。
これは僕自身にとっても意外ではありましたが、まず何よりも”水平・垂直”出しなのです。
3:2の写真における縦構図でも同様のことは言えるものの、それを動画アスペクトにした場合は更に目立ってしまい、クオリティそのものに直結するほどの難関に感じます。
今日もSONYのZV-1を片手にロケハンを行いましたが、自分の体を確実に光軸へ置いておかなければ水平すらも維持できず「この未熟者めがっ!!」と自分を責めたくなるほどでした(笑)
結局は慣れの話かもしれませんが、従来の努力の甲斐あって一応静止画ですとノールックだってイイトコのそれを維持できるのに、縦の動画は無慈悲なほどに感覚を失い実に苦しみます。
簡易ジンバルに載せた場合は自動でバランスを取ってくれるので、まぁ基本的に安定するものの、高速で横移動して止まった時などは若干傾く問題も起きます。
ですから上手い具合に手動で慣性力を相殺してやらなければなりません。
文字では伝わりにくいと思いますが、簡単に言えば持ち歩いているカバンが空中で突然止まるパントマイムと似た動きです。
ですからきっと続けていたら、そんな芸も上手くなる特典付き業務なのであります。
やったじゃん、おれ(笑)
いつかどこかの小学校のステージで披露しちゃうぜ。
そんな帰り道にX100Fのファインダーを覗いたら「嗚呼、なんて広大なんだっ!」とニヤリ・・・
シャッターを切るだけで写したいものが大概写るので、35mm相当なのに一瞬の体感は21mmくらいに感じちゃいました;
錯覚もいいとこですね(笑)
いやぁ・・・
カメラの使い方って、本当に奥が深いです(笑)
そして現代映像ぺーぺーの感想で恐縮です;
これほど真剣に縦向きで動画を撮る日が来るだなんて夢にも思いませんでしたが、またひとつ、細かすぎて伝わらない技術を磨けて幸せですv
オーゼキコーキ