200years:

-ozekikoki-

初めてのオペラ鑑賞

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RICOH GRIII

なかなかYoutube動画へのコメントに返信が出来ずに申し訳ございません;

今夜遅くにはなりますが時間がとれそうです!

 

さて、昨夜は生まれて初めて生のオペラを聴きにコンサートへ足を運びました。

まず何よりもプロの歌唱力というのはカラオケが上手い素人とは一線を画した声圧と精度であり、その姿と音を間近で浴びますとグッと胸を押されます。

 

普段の暮らしの中では耳にしない声域には感動しました。

煌びやかな高音や、どこまでも伸びていきそうな太く勢いのある低音など、鳥肌を立てながら聴かせて頂いた次第です。

 

約1時間半ほどのコンサートでしたが、開始早々思わぬところに気が付きました。

目を閉じて耳を傾けた方が音をより一層楽しめるのです。

”当たり前じゃん”と言われそうですが、ちょっと一般的なそれとは違っておりまして、僕の職業病かもしれませんが目を空けていますと口の動きや目、表情、指先の所作や後ろにいるピアニストのそれらにまで視線を配り始めてしまうので全く音への集中レベルが違うのです。

 

かと言ってパーンッ!と素晴らしい声が巧みなビブラートと共に伸びた時などは、歌い手の表情も態勢も魅力的で目を開けて見たい・・・

されどやはりその声を最も味わうためには目を閉じる必要があって・・・

と、まぁ忙しい(笑)

 

傍から見たらウトウトしていて高音でハッと目を開けた人でしかないのですが違うのです;

 

そして途中で思いました。

「あっ、僕は聴くのが下手なんだ」と。

もちろんこの度初めてオペラに触れたわけですが、受け取る側にもきっとそういうのが在るんです。

写真にしろ絵画にしろ芸術の類は見る側の感性や読解力が洗練されていれば、尚のこと理解しながら楽しめるものです。

そういう意味では自分の中の新しい未開拓畑に気が付けた夜でした。

 

今夜のラジオも、そんな話と写真を結び付けてみようかと。

 

オーゼキコーキ

 

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RICOH GRIII