200years:

-ozekikoki-

一応、声は直接届けた

X100F

結局、一向にYoutubeの動画を更新できておらず誠にすみません。

最近の僕は仕事で永田町へと足しげく通っておりました。

 

当たり前ですが、写真家から政治家へと転職したわけじゃございません。

 

Youtubeで古いカメラのレビューを始めてからというもの、酒造や廃棄物処理場のほか全日本ラリーへもカメラを握りしめて撮ってきました。

そこに日産自動車さんからのご依頼で本格的に映像作家として数々の作品を撮らせて頂き(今後随時、日産公式チャンネルにて公開予定)

ふとスケジュールの空いたタイミングに興味本位で今夏の都知事選の撮影に首を突っ込みました。

 

なんと言うか、僕自身はこれまで政治に全く興味なんて持っておりませんでしたが、昭和から語り継がれる巨匠写真家の中には有名政治家の傍で静かにシャッターを切ってきた人物も多いように感じており、強いて言えばその感覚はどんなものだろうという好奇心から、ですね。

 

僕のYoutubeチャンネルを観てくれている方の中には、都知事選の撮影において「オーゼキが関わっているぞ!?」と気付いた方も何名かいらっしゃいましたね。

その時に使ったカメラはK-3III、E-M1X、X100F、GRIII、S5IIxなど多岐に渡り・・・

全く初めての現場で何が最適なのか模索していたのです。

結論、写真の場合はX100FとGRIIIなどのコンパクトな機種が僕にとっては相性が良く、やはり接近戦で己の気配を消しながら撮るスタイルが合っていました。

映像においてはLUMIXのS5IIx一択です。

ジンバルも使わず真っ黒なカメラに小さい広角レンズを付けて振り回すほうが軽快です。

 

で、結局その時の制作物諸々が評価されて今度は総裁選の舞台にご指名頂きました。

今回は更に小型軽量を極めるべくDJIの『Osmo Pocket3』をジャケットの胸に忍ばせて、ベルトに装着したX100Fという軽装で動いています。

パッと見は手ぶらですから、どうしても一人だけ浮いてます(笑)

ちなみにSPさんの隣で姿勢をマネしながら立ってみるのですが、上半身は模倣できても下半身はジーパンなのでバレます。

 

さて、ちょっと話が長くなりましたね。

まずここで述べておきたいのは、僕は仕事として撮影者を務めています。

声を活かしたインタビューアーの役回りもしていますが、自身がその対象候補者を支持しているか否かは別の話です。

多くのチェックを受けて用意された原稿を語り掛けるように読みもします。

 

だけどね、それだけじゃ詰まらないのですよ。

せっかく縁もゆかりも無かった永田町へ12SRをブンブン吹かしながら通っているんです。

普通に生活していたら関わる事のない現役の大臣と毎日会って話すんですから伝えましたよ。

「日本はカメラ大国のわりに世界的な著名写真家が少ないし、ほとんどの場合それだけでご飯を食べられる職業ではない。そもそも国民の多くはカメラマンと写真家の違いも曖昧であり、若き写真家たちの芽を伸ばせる文化にして頂きたい」みたいなことね。

 

解っていますよ、僕はまだまだ写真家としては青二才です。

けど国が掲げだした”クールジャパン戦略”とやらに『写真』が入っていないんです。

僕の尊敬する写真家の著書も本屋に行けば”麻雀・ギャンブル”の隣に並んでいるんです。

それがずっと嫌なんですよね。

 

けど内容詳細は伏せますが、驚くほどポジティブな返答と考えを聞かせて頂けました。

今後どうなるかは予測できませんが、一先ずやたらと「なんで写真を入れないんだー!」と騒ぐ元気な小僧が居ることは伝わったはずです(笑)

 

ということで、古いカメラのレビューをしていただけの奴が誠に勝手で僭越ながら直接その戦略のトップに声を届けて参りました。

 

以上、手ぶらのジーパン男でした。

 

オーゼキコーキ

 

PS : うぅぅ、動画更新したい・・・・・

 

X100F