200years:

-ozekikoki-

フルサイズミラーレス祭りの中でひっそりと発表されたX-T3について

f:id:OZEKIKOKI:20180906165214j:plain

RICOH GR21

 

先ずは本日発生した北海道での地震で被害に遭われている多くの皆様の安否と、現時点で確認されているお亡くなりになられた方々へ心よりご冥福を申し上げます。

微力ながら募金などの支援にて応援したいと考えております。

日々、北海道から僕のブログへアクセスしてくださっている読者様も複数名おられますが、少しでも早く元の生活に戻れることを祈っております。

 

さて、タイトルの通りフルサイズミラーレスが大手二社から発表され、より一層の勢いを増すミラーレス市場でありますが、かつてのミラーレス初号機であるPanasonic DMC-G1が登場してから実に10年目となる今年。

 

正直なところ予想よりもかなり遅い祭りに感じます。

どうやらそのPanasonicもついにフルサイズ市場に参戦することは確実という事で、今後いったいどのようなシェア争いになるのかワクワクしておりますが、恐らくSONYが作り上げたミラーレスの牙城を崩すのは容易ではないでしょうね。

 

と、FUJIFILMAPS-Cで仕事している僕は案外冷静に見ていますが(笑)

これ、内心は他人ごとではないのであります。

 

留まることを知らない画素数競争の中でAPS-Cを使い続ける不安との戦いなんですよね。

今日正式発表された『X-T3』ですが、皆さんはどのように見ておられますか?

 

僕の感想としては、1年くらいは様子見といったところ・・・。

それは機体の信頼性の面で、やはり”日本製ではなくなった”ことが大きいです。

更に言えばX-H1の登場により、間違いなくX-T3は目に見えない部分でコストカットされているだろうと感じるからであります。

どうやら動画性能が飛躍的に向上しているようですが、4K60pは動画屋じゃなきゃ使いませんし、それを編集するのだって相当なパワーを誇るPCでなければ手に負えません。

素数自体はチョビッとアップに留めてくれたのは何よりですが、FUJIFILMの開発陣も「さすがにこれ以上の高画素じゃ・・・」って感じになってくれたのでしょう。

静止画のクオリティに関しては等倍で確認できるものが出回ってからの評価となりますが、公式に上がっているのを見る限りでは、世代を重ねるごとに黒の締め方がパツパツな感じで、X-pro1X-E1の頃の優しい階調が懐かしくも恋しくなります。

 

現状、X-T2で不満は一切ないので(動きモノを撮らないですからね)、買い替えようという気持ちは一ミリも湧きませんが、気になるのはT3に実装された『カラークロームエフェクト』なる新機能。

 

こりゃもしかすると僕のブログ見たかな?(笑)

完全に赤い被写体の高輝度な部分に対して、例の”ピンク現象”を抑える機能ですよね。

ん~、これだけは気になる部分です。

多くの方はいちいちこのエフェクトを使わないでしょうけど(使わなくても十分な場面が多い)、ライティングして料理などを撮影する場合は助かるシーンが多そうです。

とは言えこんなのは「新たな画像処理エンジンじゃなきゃできません」なんて言わずに、X-T2やPro2、H1にもファームアップで対応してくれるべきだと思います。

もう一度言いますが、絶対にするべき。

 

今の僕の設定はと言えば『ベルビアの彩度落とし(-4)』でなんとか凌いでいますが(中の人なら理屈がわかるでしょう)、カラークロームエフェクト、待ってますからね。

 

そして最後にRICOH/PENTAXさま。

2万円のキャッシュバックキャンペーンやってる場合でねーですって(笑)

と、陰ながら応援しています。

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

f:id:OZEKIKOKI:20180906173940j:plain

MINOLTA α-7000

 

 

 

セルフポートレートの謎

f:id:OZEKIKOKI:20180830152824j:plain

RICOH GR21

 

何故なのか全く分かりませんが、どうやら僕はフィルムを使っているとセルフポートレートを撮る癖があることが判明しました(笑)

 

先日大量に現像した件のお話をしましたが、見返していると本当によく自分の姿が現れます(笑)

そのおかげで何のカメラを使っているのかがハッキリするのですがね。

 

実に不思議です。

デジタルとフィルムでこんなにも撮るものに変化があるというのは僕としても新たな発見ですね;

 

家族や自分にレンズを向けてシャッターを切る、その心は何なのでしょうか・・・。

 

一つ言えるのは「フィルムに遺しておきたい」という、デジタルとはまた一味違ったこだわりの現れでしょうね。

 

僕だけ、なのかな?(笑)

かなりの枚数あるけど載せれるのは2枚ほどです。

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

 

f:id:OZEKIKOKI:20180830153638j:plain

RICOH GR21

スナップを始めたい方々へ『オーゼキ流スナップ講座その2』

f:id:OZEKIKOKI:20180829174003j:plain

X100T

 

『その1』では簡易的なオーゼキ流の基本作法をお伝えいたしましたが、今回は『その2』ということで、実践中の”割り切り”や習慣などを書いていきたいと思います。

ではスタート♪

 

1.構図は一先ず2種類で

 と言っておきながら冒頭のカットは今回お伝えする2種類から外れたものですがね(笑)

こういうのも”そのうち”撮ればいいやってくらいで見ておいてください。

さて、写真を始めると”構図”という画面内整理が気になってくると思います。

しかし、多種多様な構図が存在しており、いちいちそれを考えていてはスナップは楽しくなりません。

ですが、なんやかんや撮れ高の満足度を高めてくれる手段の一つがやっぱり”構図”。

そんなわけで即座に永く使える、割りきった基本構図のみを使って行きましょう。

 

【日の丸構図】

f:id:OZEKIKOKI:20180829180126j:plain

真ん中に主題を持ってくる構図です。

この構図は『初心者ほど避けたがる』のですが絶対に避けないでください。

僕には嫌がる意味が分からないのです。

この日の丸構図の最大のメリットは『撮影者が何を”撮ったのか”または”撮りたかったのか”が明確に観た者へ伝わる』という素晴らしい特徴があります。

何も難しい事は考えずに、しっかりと一歩前へと被写体へ踏み出しながら、日の丸構図でシャッターを切ることを絶対に忘れないでください。

そして最初のうちはなるべくハッキリ大きく写すことをオススメします。

慣れてくると中央以外にゴチャゴチャしたものがないから主題を敢て小さく真ん中に置く、などなど、使い込むほどに味わい深く雰囲気を出せる必殺構図なのであります。

 

 

【四分割】

f:id:OZEKIKOKI:20180829181059j:plain

この四分割の構図は主題に対し副題を入れて画面内を整えるときに便利な構成です。

「ピピッ」とAFをセンターで合わせた後に、シャッターボタンを半押しのままこの構図に当てはめることも素早く容易であるため、大変重宝致します。

人物を撮る場合は顔と体を画面半分に使ってもよいです。

もう半分には「主題がどんな場所に居るのか」の説明や、背景の緑や海、青空なんかを”ボケ”として副題に取り入れるなど、とても使いやすい特徴がございます。

 

え?そんなこと知ってるって?

まぁまぁ、知ってることを改めて知ると撮影がラクに楽しくなるものですから(笑)

とにかく構図を割り切って撮影のテンポを上げる事に専念すると、ヒット率は自然と上がって参ります。

 

 

2.撮りたい瞬間にシャッターを切れなかった場合は”まばたき”または”パシャ”ってつぶやく

一見ちょっとおバカに聞こえるかもしれませんが、そもそもカメラは脳や眼の視神経の先にあるモノ。

スナップしていると間に合わない事なんて日常茶飯事であります。

自身の『肉ガンレフ』(眼球とマブタ)でも良いから、撮りたかったものに対して何かしらのアクションを行うことで、記憶というネガに残してください。

 現代風に言えば頭のデータフォルダですかね(笑)

 

これが何に良いのかというと、自分のテンポや反射力を体感、認識していくことができます。

つまり”自分に合ったスナップカメラ”がわかってきたり、歩いている時のカメラのスタンバイ状態(首から胸に下げるか常に右手に持つか)などがわかってきます。

 

瞬間的に被写体を認識して撮りたくなる人も居れば、なんとなく魅力的な光を見付けて、そこそこゆっくり撮る人も居ます。

自分がどういうスタイルの人間なのかを自身が知っておくのは大切なことです。

できれば撮り逃した瞬間は「んが~!!」って声を上げて悔しがるくらいがちょうどいいとオーゼキは考えます(笑)

 

3.撮った写真は”必ず”何かしらの形で鑑賞すること

「撮った写真はプリントしてなんぼ」

「撮った写真は人に見せてなんぼ」

とかいう事は言いません。

 

本当に大切なのは”撮り続けること”であります。

そのためには、撮れた写真の自分への最終発表会が『カメラの背面モニター』という事だけは避けなければいけません。

必ずパソコンやテレビ画面などで、自分の撮った写真を見返してください。

そして、「いいなぁ」と思えた写真は記憶に焼き付ける、もしくは出来れば別のフォルダーなどにまとめておいてください。

感性の反復はとても大切なことです。

つまりシャッターを切る瞬間と、見返して選び抜く行為。

これを繰り返すのか否かで、その後のフォトライフが大きく変化すると思っています。

 

そして気持ちや環境が整えば、プリントして飾るなり、SNSでアップするなりブログに上げるなりすればよいのであります。

 

”写真を撮り続ける”ためには”自分の写真を覚える”ことがとっても大切なのです。

 

 

さて、今回はここまでであります。

なんだかもっと書きたいことはあるのですが、伝わりにくい事も多いので、まずは分かりやすい事柄を挙げてみました。

 

いかがですか?

『その1』で連呼していた”チューニング”が済んだ状態で『その2』を徹底的に取り組んで頂ければ幸いです。

 

続く♪

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

f:id:OZEKIKOKI:20180829185038j:plain

X100T