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『その1』では簡易的なオーゼキ流の基本作法をお伝えいたしましたが、今回は『その2』ということで、実践中の”割り切り”や習慣などを書いていきたいと思います。
ではスタート♪
1.構図は一先ず2種類で
と言っておきながら冒頭のカットは今回お伝えする2種類から外れたものですがね(笑)
こういうのも”そのうち”撮ればいいやってくらいで見ておいてください。
さて、写真を始めると”構図”という画面内整理が気になってくると思います。
しかし、多種多様な構図が存在しており、いちいちそれを考えていてはスナップは楽しくなりません。
ですが、なんやかんや撮れ高の満足度を高めてくれる手段の一つがやっぱり”構図”。
そんなわけで即座に永く使える、割りきった基本構図のみを使って行きましょう。
【日の丸構図】
真ん中に主題を持ってくる構図です。
この構図は『初心者ほど避けたがる』のですが絶対に避けないでください。
僕には嫌がる意味が分からないのです。
この日の丸構図の最大のメリットは『撮影者が何を”撮ったのか”または”撮りたかったのか”が明確に観た者へ伝わる』という素晴らしい特徴があります。
何も難しい事は考えずに、しっかりと一歩前へと被写体へ踏み出しながら、日の丸構図でシャッターを切ることを絶対に忘れないでください。
そして最初のうちはなるべくハッキリ大きく写すことをオススメします。
慣れてくると中央以外にゴチャゴチャしたものがないから主題を敢て小さく真ん中に置く、などなど、使い込むほどに味わい深く雰囲気を出せる必殺構図なのであります。
【四分割】
この四分割の構図は主題に対し副題を入れて画面内を整えるときに便利な構成です。
「ピピッ」とAFをセンターで合わせた後に、シャッターボタンを半押しのままこの構図に当てはめることも素早く容易であるため、大変重宝致します。
人物を撮る場合は顔と体を画面半分に使ってもよいです。
もう半分には「主題がどんな場所に居るのか」の説明や、背景の緑や海、青空なんかを”ボケ”として副題に取り入れるなど、とても使いやすい特徴がございます。
え?そんなこと知ってるって?
まぁまぁ、知ってることを改めて知ると撮影がラクに楽しくなるものですから(笑)
とにかく構図を割り切って撮影のテンポを上げる事に専念すると、ヒット率は自然と上がって参ります。
2.撮りたい瞬間にシャッターを切れなかった場合は”まばたき”または”パシャ”ってつぶやく
一見ちょっとおバカに聞こえるかもしれませんが、そもそもカメラは脳や眼の視神経の先にあるモノ。
スナップしていると間に合わない事なんて日常茶飯事であります。
自身の『肉ガンレフ』(眼球とマブタ)でも良いから、撮りたかったものに対して何かしらのアクションを行うことで、記憶というネガに残してください。
現代風に言えば頭のデータフォルダですかね(笑)
これが何に良いのかというと、自分のテンポや反射力を体感、認識していくことができます。
つまり”自分に合ったスナップカメラ”がわかってきたり、歩いている時のカメラのスタンバイ状態(首から胸に下げるか常に右手に持つか)などがわかってきます。
瞬間的に被写体を認識して撮りたくなる人も居れば、なんとなく魅力的な光を見付けて、そこそこゆっくり撮る人も居ます。
自分がどういうスタイルの人間なのかを自身が知っておくのは大切なことです。
できれば撮り逃した瞬間は「んが~!!」って声を上げて悔しがるくらいがちょうどいいとオーゼキは考えます(笑)
3.撮った写真は”必ず”何かしらの形で鑑賞すること
「撮った写真はプリントしてなんぼ」
「撮った写真は人に見せてなんぼ」
とかいう事は言いません。
本当に大切なのは”撮り続けること”であります。
そのためには、撮れた写真の自分への最終発表会が『カメラの背面モニター』という事だけは避けなければいけません。
必ずパソコンやテレビ画面などで、自分の撮った写真を見返してください。
そして、「いいなぁ」と思えた写真は記憶に焼き付ける、もしくは出来れば別のフォルダーなどにまとめておいてください。
感性の反復はとても大切なことです。
つまりシャッターを切る瞬間と、見返して選び抜く行為。
これを繰り返すのか否かで、その後のフォトライフが大きく変化すると思っています。
そして気持ちや環境が整えば、プリントして飾るなり、SNSでアップするなりブログに上げるなりすればよいのであります。
”写真を撮り続ける”ためには”自分の写真を覚える”ことがとっても大切なのです。
さて、今回はここまでであります。
なんだかもっと書きたいことはあるのですが、伝わりにくい事も多いので、まずは分かりやすい事柄を挙げてみました。
いかがですか?
『その1』で連呼していた”チューニング”が済んだ状態で『その2』を徹底的に取り組んで頂ければ幸いです。
続く♪
オーゼキコーキ
【本日の一枚】
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