200years:

-ozekikoki-

☆光岡自動車のロックスターに一目惚れ☆

f:id:OZEKIKOKI:20181016140156j:plain

X100T

 

新型ジムニーに湧く車業界でありますが。

先週末にまたもや”良い車”が発表されました。

メーカーは知る人ぞ知る『光岡自動車』です。

その名も

 

☆ロックスター☆

 

かっこいい!これだけでイカかしてますぜよ!!

 

clicccar.com

 

ミツオカと言えば、とことん我が道を行く国産メーカーであります。

創業はなんと1968年。

50年もの歴史があるのです。

この頃の写真界においては、皆さんご存知の森山大道氏による「アレ・ブレ・ボケ」の表現が世の中に広まった年ですね。

 

少し調べてみますと、光岡自動車の創業当時は富山市内の馬小屋を借りて整備や板金、そして今でこそ当たり前になった”中古車販売”の先駆けビジネスをスタートしていたのですね。

これは興味深い。

さらに僕が関心を持ったのは、創業者である「光岡進」氏が、それまで勤めていた自動車メーカーを退社した理由・・・。

 

そう、「接待漬の日々に嫌気がさした」とのこと。

 

おぉ、どこぞの写真人と同じじゃないか(笑)

 

それに光岡自動車の歴史年表を見ていくと、とにかく”自動車が好き”という彼の想いがそのまま表れている内容に終始感動。

 

そして話は戻りますが、現代に彗星のごとく現れた日本生まれのアメリカンボーイ『ロックスター』

2代目コルベットのリメイク版としか言えないそのスタイルは永久に不滅のカッコよさ。

60年代の映画から抜け出てきた新型車といったところでしょうか。

 

これまた調べてみると、2代目コルベットは1967年まで製造されていたのですね。

想像するに、若き日の光岡進氏が創業当時に憧れていた最高のスーパーカーの一台だったのではないでしょうか。

公式インタビューなどはこれからでしょうけど、出す車出す車いつもそうですが、今回の”ロックスター”もまた、様々な深い想いが詰まっていることが汲み取れます。

 

”作り手を感じるモノ”

 

僕個人は、カメラも車もここがキーポイントであるように感じており、ついつい感動しちゃうんですよね(笑)

まぁビジネスですからこれだけでは難しいのですが、決して忘れちゃいけない事。

 

当然今は息子もいますし2シーターのクーペを買うという発想は皆無でありますが、それでも所有したいと思わせてくれる車が誕生したことが素直に嬉しいです。

 

これでもし

「ロックスターは燃費も忠実に再現していまして、リッター5Kmなんです」

「ちなみにシートも倒れません」

「チョークが付いてます」

「リヤワイパー非搭載です」

とか言われたらどうでしょうね・・・・

※あくまでも冗談ですけど※

 

僕なら「さすがロックだぜ!」って感じでほとんど気にしません(笑)

 

カメラもユーザーに媚びない”ロック”なやつ、出てこないかなぁ。

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

f:id:OZEKIKOKI:20181016144141j:plain

X100T

 

鎌倉のご婦人

f:id:OZEKIKOKI:20181012165027j:plain

X100T

 

だいぶ細かいところは端折りますが・・・

 

先日、仕事で鎌倉駅から徒歩でトンネルを一つ越えた先にある古民家兼飲食店に行った時の話。

 

「こんな遠くまでよく来たね」と、店主であるご婦人が気さくに話しかけてくれました。

僕は「いえ、そもそも毎日同じ職場に通う柄の人間ではないので楽しいです」と答えたところ・・・

 

ご婦人「え?あなた誕生日は?」

 

僕「え?八月ですけど・・・」

 

ご婦人「の?何日さ」

 

僕「十日ですが・・・」

 

ご婦人「あ~ムリムリムリムリ、あなたはね、誰かの下で働くとか絶対向いてない」

 

僕「え?そんなことわかるんですか?」

 

ご婦人「わかるもなにも、あなたは会社とか組織とかそういうのが一番向いていない人よ、今は独立したカメラマンなんでしょ?」

 

僕「そうです」

 

ご婦人「よかったわねぇ~、そうじゃないと生きていけないわよ」

 

僕「すごいですね、占いか何かですか?お詳しいんですね」

 

ご婦人「占いっていうかなんて言うか・・・そういうのわかるのよ私は」

 

僕「ほぉ~なるほど」

 

ご婦人「まぁ、自分に向いた生き方をできる人もそう多くはないから、とにかくあなたは良かったわね~、人も良さそうだし頑張ってね~」

 

かなり早口のご婦人は、そう言い残すと「あー忙しい忙しい!」と厨房に出たり入ったり。

僕もこの日はかなりタイトなスケジュールでしたので黙々と仕事を終えて店を後にすることに。

 

ご婦人「とりあえずまたおいでよね!わたし忘れっぽいからさ、あなたの顔も覚えてなかったらごめんね~、その時はまた誕生日とカメラマンですって言ってくれれば思い出すからさ」

 

こんな具合で僕の性分を言い当ててきたご婦人との出会い。

僕は帰り道のトンネルを歩きながら思いました。

 

「高校時代の進路相談室に居れば良かったな」と(笑)

 

僕が自分自身のそうしたことを確信できたのは様々な苦難の末の30歳のこと。

ま、そこまでの経験が全て生きるのが芸術ですし、結果的には全く問題ないのですが、やはり少ないながら居るんですよね、そういうのわかる人って。

 

今度行ったら息子の誕生日も言ってみましょうかね、父親なりに概ねわかってるつもりですから、どんな答えが返ってくるのか楽しみですね。

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

 

f:id:OZEKIKOKI:20181012180817j:plain

X100T

松ぼっくり

f:id:OZEKIKOKI:20181009180213j:plain

DMC-L1 + Leica D SUMMILUX 25mm F1.4

 

先日、久しぶりに息子と二人きりの休日を過ごしました。

お出かけの道中、息子が”松ぼっくり”を拾って「お母さんに見せる!」と喜んでいる姿を見て、僕はとある探偵ものの小説から得た知識を息子に伝授したのであります。

それは『松ぼっくりは水に浸けると閉じる』というもの。

 

一般人には在り得ないシチュエーションですが、急を要して目の前の水分を証拠として持ち帰りたい場合の手段の一つに”松ぼっくり”を使うのだそうです。

水分に浸かった松ぼっくりは、開いたその姿を収縮させると共に水分をも固く閉じ込めるのです。

 

これを簡単に息子へと説明しましたが、”浸ける”と”付ける”に誤解が生じてしまい、ようやく発見した日陰の水溜まりに駆け寄ると、熱心に持っているその松ぼっくりをチョンチョンし続けます。

放っておけば日が暮れるのではないか、と思うほどの集中力に僕もタジタジでありました(笑)

 

「もっとたくさんの水が溜まっているところを見付けよう」と、やっとこさその場を離れて目的地へと向かいましたが、さらにその途中で見つけた工事現場内にある大きな容器に溜まった水。

どうしてもそこに”松ぼっくり”を入れたいと騒ぐ息子をなだめるのは容易ではなかったです(笑)

 

残念ながらこの日は浸けられる水溜まりは見つからず、あきらめた息子はアッサリと松ぼっくりを遠くへ放り投げてしまいました。

今度はお風呂でゆっくりと実験・検証をさせてやりたいと思います。

 

それにしても、試せる環境が全く無いにも関わらず、ちょっとした浅知恵を得意になって話したのは迂闊でありました。

せっかく盛り上がった息子の知的好奇心を満たしてやれなかった事はホント、悔いが残ります。

 

これからが秋本番。

たくさんの松ぼっくりで遊ぼうな、息子。

 

オーゼキコーキ

 

 

【本日の一枚】

f:id:OZEKIKOKI:20181009183535j:plain

DMC-L1 + Leica D SUMMILUX 25mm F1.4