200years:

-ozekikoki-

今更K-S1を買ったのですが・・・

f:id:OZEKIKOKI:20170519185203j:plain

K-S1 + DA 21mm Limited

 

まだ残っているものです、新品のK-S1。

まさかこの機種を買う日が来るとは夢にも思っていませんでした(笑)

いえ、悪い意味に捉えないでくださいね、なんと言うかその・・・ねぇ。

自分が使う事は無いだろうな、と思っていたのですが、わからないものですね、カメラというものは突然にやってきます。

 

さて、以前に仕事でRICOHさんからお借りしたK-S1はホワイトだったのですが、今回手に入れたのはブラックです。

色が異なるだけで印象がまるっきり変わるものです。

家で手にしてみると「意外といいじゃん♪」となりました。

導入のきっかけは仕事のサブ機に充てる為です。

とにかく軽くて小さいので、全く苦にならずにリュックの隙間に入れておけます。

また、JPEGの高感度ノイズがK-3よりも綺麗である事も大きなポイントです。

 

このノイズに関してはネットを見ても意見が分かれているようですね。

田中希美男先生が当時のブログに「K-3比で1.5EVほど良い」と書かれており、また別の方がレビューした限りでは「そんなことない」との意見もちらほら・・・。

 

僕の感想としては田中先生のご意見が正しいかと思います。

限りなく同じ条件でテストをしましたが、明らかにK-S1の方がノイズレベルにおいて優秀であります。

また、これまた酷評の多いシャッター音を含めた騒がしい動作音ですが、これは以前から「随分と元気だな(笑)」と感じていた印象そのままです。

しかし、音を聞くにミラーショックもさぞ大きいのかと思いきや、ブレにはそこまで大きな影響がないようです。

とは言えK-3ならば0.3秒でブレない(135換算15㎜時)という奇跡を起こせますが、K-S1の場合は打率が下がります。

この辺はボディサイズや重量の差と言える範囲です。

 

そんなこんなで大変優秀で可愛い個体に、購入日からテンションが最高潮に上がった僕でありますが・・・

 

なんと上記のテスト中(購入当日です)に、突如ミラーが”ガショ”という不吉なサウンドが・・・。

どうやら絞りとミラー制御のあたりに不具合のある個体だったようです。

 

「おい~!」

と、笑顔で突っ込みを入れる僕は、完全にペンタキシアンということでOKでしょうか(笑)

 

いやいや、誤解しないでくださいね。

この記事はPENTAXって故障するよ!などというネガキャンではありません。

むしろ同様の故障報告どころか、K-S1は「故障した」という情報すら少ない大変いいカメラなのです。

では、なぜ僕は笑顔でいられるのか・・・

 

それは我らがペンタフォーラム(現在はリコスク)に行く理由が出来たからに他なりません(笑)

 

カウンターの社員さんの対応も常に素晴らしく、また写真展も随時開催しているペンタフォーラムは、僕のようなペンタ好きにとっては”楽しい場所”なのです。

様々なグッズを売っているところも嬉しいですよね。

僕のブログを読みに来てくださっている貴方様なら、きっと頷いてくれるはず!

 

さて、という事で先日行ってきまして、K-S1は工場送りとなりました(笑)

今月中には手元に戻ってくるかな?

今はネット注文しておいた液晶保護フィルムだけが家で輝いております。

 

さて、次こそはKPか・・・・

はたまた、K-1か・・・♪

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

f:id:OZEKIKOKI:20170519192257j:plain

K-3 + SIGMA 10-20mm

 

FUJIFILM XQ1やXQ2は単焦点レンズでも良かったのでは?

f:id:OZEKIKOKI:20170517201157j:plain

FUJIFILM XQ2

 

既に手元にはありませんが、今日はデータを整理している時に目が留まったFUJIFILMのXQ1とXQ2について少し触れたいと思います。

 

以前この二機種とも使っていた時期があります。

まだGR系に手を出す前の頃です。

 

たいへん小型でありながらFJIFILM特有の絵作りを味わえる優れたカメラであることを前提に申しますが、ふと「これらは単焦点レンズだったら良かったのにな」と、今更ながらに思ったわけであります。

 

簡単に説明しますと、このカメラは2/3型という、やや大きめのセンサーを搭載しているところが魅力の一つなわけですが、搭載しているレンズの湾曲が酷く(失礼ながら)、補正後のJPEGとRAWとでは閉口するほどの画角差があります。

スペック表から見る総画素数と有効画素数の差にも現れていますが、結局のところセンサーサイズの恩恵を十分に受け取れないレンズ設計であると言えます。

 

ではその補正の甲斐ある画像が出てくるかといえばそうでもなく、周辺の流れや滲みは僕としては許容範囲外のレベルでした。

ズームレンズとしてもワイドが明るいというだけで、全域で決して褒めれる描写ではないと思います。

こんな文句を言いながらも、スマホとの連携の良さや操作性、キビキビとした動作に加えUSB充電などなど、魅力は十分に感じていたので、1:1などを多用しながら毎日携帯していました。

 

しかしコツコツと感じていたストレスがやがて山となり手放すことになったわけですが、もしもこのXQシリーズが広角単焦点レンズを搭載したモデルであったならば、もしかすると感じていたストレスは皆無だったかもしれません。

結局はレンズの描写に不満があっただけで、他は全て高評価でした。

 

PENTAX/RICOHに絞った今でも、横目にチラつくのはいつもFUJIFILMです。

恐らくもう少し安くなったらX70を買ってしまいそうな自分もいるわけですが、これまた偏屈な理由でシステムの引っ越しは考えておりません(笑)

ま、その理由などは、追々と・・・。

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

f:id:OZEKIKOKI:20170517203750j:plain

FUJIFILM XQ1

 

 

 

 

RICOH CX4とかCaplio R4とか

f:id:OZEKIKOKI:20170515190337j:plain

RICOH Caplio R4

 

今日の記事にある写真は、作品ではなくテスト要素の強いカットです。

身近にいる熱心な読者様から、RICOHのCXまたはCaplio R系などの購入検討をされているとのことで「実際のところどうですか?」という質問がありましたので、それぞれの機種でリラックスシャッター(手抜き写真)のカットを載せつつ、簡単に使用感をお伝えしていこうと思います。

また、本ブログのアクセスワードを見ても、CX4などを調べて訪れている方も意外と多いので、少しでも参考になればと。

 

■画質 ~Caplio R4~

f:id:OZEKIKOKI:20170515191016j:plain

RICOH Caplio R4

 

まずCaplio R4は、かなりノイジーです。

ブログで縮小していれば気になることもありませんが、等倍で見ると「おぅぅ」と声が漏れる程の輝度&カラーノイズにまみれています。

ですが、センサーが小さいとはいえ画素数の少ないCCDですから、最近の超多画素コンデジよりも階調や色の再現は良好であり、塗り絵処理も見られないので逆に好感を持てる方も多いはず。

f:id:OZEKIKOKI:20170515191551j:plain

f:id:OZEKIKOKI:20170515191640j:plain

f:id:OZEKIKOKI:20170515191657j:plain

f:id:OZEKIKOKI:20170515191734j:plain

RICOH Caplio R4

一番驚いたのはモノクロの絵作りです。

流石はリコーと言ったところでしょうか。

まぁ、モノクロが微妙な機種の方が少ないのでしょうが、チンピング時に「むむ!」とテンションを上げてくれる陰影描写を持つコンデジもまた少数かと。

カラーノイズも無いわけですし、ディテールが豊富であると勘違いできる輝度ノイズとの相乗効果かもしれません。

 

■操作性もろもろ

この機種最大の特徴に感じたのは”サクサク操作”です。

起動が早く、AFも意外なスピードで瞬時に合掌します。(マクロではそれなりにスローです)

そして極めつけはレリーズタイムラグの短さです。

詳細タイムは忘れましたが、たしか0.06秒だったかな?

とにかく押した瞬間にしっかり撮れます。

特に、GXR+S10やP10、GR DIGITAL2なんかと比べたら、圧倒的にCaplioR4の方が早いです。

はっきり言って比較にならないほどのレスポンスの良さです。

新しい機種がここまで差をつけられていていいのか疑問です(笑)

ズーム速度も「ギュイ~ン!!!」と元気な唸り声をあげて素早く動きます。

当時は「うるさい」と酷評されていたようですが、今となってはもはや可愛いです。

バッテリーはDMC-LX3GX100GR DIGITALなどと使いまわせるので、僕の場合は便利です。

備考:購入価格780円(税込)

 

■画質 ~CX4~

f:id:OZEKIKOKI:20170515193424j:plain

RICOH CX4

まだ使い始めて日も浅く、お見せできるようなカットは少ないのですが、使用感含め諸々は既に持っている上位機種たちと共通ですから、数時間でおおよそは把握しました。

まず画作りはGXRのP10ユニットと似ています。

レンズもセンサーも一緒ですから当然ですが・・・。

ただデフォルトでは彩度とコントラストが若干高めです。この辺はユーザー層に合わせているので仕方がありませんが、そこはまたもや”さすがRICOH”。

細かく調整できる項目などは、概ね上記種に肩を並べます。

しかしセンサー性能の限界なのかはわかりませんが、些細な調整で画作りが極端に変化する気が致します。

特にコントラストの項目ですね。

僕は若干下げて使っています。

ノイズ面はCMOSらしく少ないです。ですがパンチのある画作りはCCDには及びません。

つまりGXR S10ユニットやGX100などとは異なり、影の表現には乏しい印象です。

とは言え、RICOH独特の色作りはしっかり感じることが出来るので、思っていた以上に立体感のあるカットも撮れたり。

f:id:OZEKIKOKI:20170515194925j:plain

RICOH CX4

 

ちなみにホワイトバランスは若干「おいっ」と突っ込みたくなる場面もあります。

f:id:OZEKIKOKI:20170515195156j:plain

RICOH CX4

 

個人的にとても気に入ったのは『トイカメラモード』です。

f:id:OZEKIKOKI:20170515195255j:plain

RICOH CX4

レンズの湾曲や色収差、周辺光量落ちなどを何も補正せずに、気持ちいいほどレンズの素性を暴露してくれちゃうモードです(笑)

「え?実はこんなに補正してたの!?」と、使えば必ず驚くことでしょう。

でもこれがとっても良いんです。

特に晴れた日に家族を撮ったりしていると、オールドレンズを使っているような錯覚に陥ります。

人物の作例をお見せできないのは残念ですが、多くのデジカメにある『トイカメラモード』は色味を濃くして周辺減光+ボカシなどの処理が一般的である中で、レンズの悪い部分を逆手にとって吐き出すCX4は、本当にイイセンスしてます(笑)

 

■操作性もろもろ

起動は遅いです。

取り立てて言うほどではありませんが、ご先祖のCaplio R4と比べてしまうと「随分とのんびりしちゃってまぁ」と感じます。

AFはワイドから標準域はサクッと決まります。しかし望遠側ではちょっともたつきますね。

あとマクロAFはかなり遅いです。

風で揺れている花を撮りたいならMF+連射の方がストレスは溜まりません。(Fnなどに切り替えを割り当てられるので、この辺は快適です)

僕はストイックな用途で使いませんから気になりませんが、少しでも早い方がいいと言うならば、後継機のCX5やCX6を選ぶべきでしょう。

使ったことはありませんが、パッシブAF(外部AF)を搭載し、合わせ技でCX4までのそれよりも早く合掌するようです。

おそらくGRD4と同じような感じでしょうか・・・でも28mmでしか使ったことありませんから、他の焦点距離に対して確かな事は言えませんが・・・

 

また、メニュー構成などは上位機のGXR&GRD4などと一緒です。

驚くことに各設定項目も概ね類似していますので、このタイプのカメラに求める+αのことが可能です。

備考:購入価格7000円(税込)

 

 

さて、長々と書きましたが如何でしょうか(汗)

今どきこれらの機種の感想を書いている方はほぼ居ないですもんね。

けど今日も購入検討されている方もいらっしゃるわけですから、少しでも参考になれば幸いです。

 

最後になりますが、総括をば。

「 過去の機種 豊富で安くて 高性能 」

 

お後が宜しいようで。

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

f:id:OZEKIKOKI:20170515195000j:plain

RICOH CX4