FUJIFILM XQ2
既に手元にはありませんが、今日はデータを整理している時に目が留まったFUJIFILMのXQ1とXQ2について少し触れたいと思います。
以前この二機種とも使っていた時期があります。
まだGR系に手を出す前の頃です。
たいへん小型でありながらFJIFILM特有の絵作りを味わえる優れたカメラであることを前提に申しますが、ふと「これらは単焦点レンズだったら良かったのにな」と、今更ながらに思ったわけであります。
簡単に説明しますと、このカメラは2/3型という、やや大きめのセンサーを搭載しているところが魅力の一つなわけですが、搭載しているレンズの湾曲が酷く(失礼ながら)、補正後のJPEGとRAWとでは閉口するほどの画角差があります。
スペック表から見る総画素数と有効画素数の差にも現れていますが、結局のところセンサーサイズの恩恵を十分に受け取れないレンズ設計であると言えます。
ではその補正の甲斐ある画像が出てくるかといえばそうでもなく、周辺の流れや滲みは僕としては許容範囲外のレベルでした。
ズームレンズとしてもワイドが明るいというだけで、全域で決して褒めれる描写ではないと思います。
こんな文句を言いながらも、スマホとの連携の良さや操作性、キビキビとした動作に加えUSB充電などなど、魅力は十分に感じていたので、1:1などを多用しながら毎日携帯していました。
しかしコツコツと感じていたストレスがやがて山となり手放すことになったわけですが、もしもこのXQシリーズが広角単焦点レンズを搭載したモデルであったならば、もしかすると感じていたストレスは皆無だったかもしれません。
結局はレンズの描写に不満があっただけで、他は全て高評価でした。
PENTAX/RICOHに絞った今でも、横目にチラつくのはいつもFUJIFILMです。
恐らくもう少し安くなったらX70を買ってしまいそうな自分もいるわけですが、これまた偏屈な理由でシステムの引っ越しは考えておりません(笑)
ま、その理由などは、追々と・・・。
オーゼキコーキ
【本日の一枚】
FUJIFILM XQ1