200years:

-ozekikoki-

世界中のGRistへ贈る、極めて小さなメッセージ。


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現在、仕事でバリバリと愛用しているラムダさんのカメラザック(こまくさ)。

とにかく頑丈で上質な造り込みは、さすが国産Craftsmanshipであります。

 

ですがデザインにまでその真面目さが表れており、街中で使うにはちょいと無骨すぎるかなと・・・。

そこで。


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先日、某ネットフリマアプリで1800円も出して衝動買いしたGR DIGITALのピンバッジを、極めて自然に、実にさり気なく付けてみました。

 

しかしこれは、ただの飾りなどでは断じてありません。

「こんな大きいザックを背負っているが、僕はGRを愛するスナップシューターなのだよ」という、世界で僕しか知り得ないメッセージなのであります。

 

きっと背後からこのバッジに気がついた者は、自然と僕の尻を見ることでしょう。

そしてその尻の片側の極僅かな膨らみを見て「きっとこれはGRに違いない!」と推察するのです。

 

果たして今後、このメッセージが届く相手に出会えるのでしょうか。

 

って、アホーやがな(笑)

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】


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RICOH GR DIGITAL IV

古時計の音に想う尊い記憶


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RICOH GX100

 

本日、撮影でお邪魔させて頂いた東京神楽坂にある串揚げ料理屋さんにて。

 

”チックタックチックタック”と、なんとも心地のよい時を刻む音色が、入店早々から僕の耳に届きました。

 

”随分と懐かしく感じるなぁ”と気になりつつも、その理由をハッキリと思い出せないまま撮影を進めていると、やがて定時を知らせる鐘の音が響きました。

 

古い掛け時計ならではの重く柔らかな音色を聞いて、ようやくハッと気がつきました。

 

それは正に、既に他界した青森の祖父母の家で響いていた”あの音”だったのです。

僕が幼い頃に両親と祖父母が、急須で入れた熱々の緑茶を飲みながら談笑していた時の情景が、フワッと頭に浮かびました。

 

あの頃の僕は大人の世間話などには全く興味が無く、早く貰ったお小遣いを持ってデパートの玩具屋に行く事ばかり考えては「まだかなー、まだかなー」と、縁側やら仏間やらでゴロゴロと暇を持て余していました。

テレビもラジオの音もしない祖父母の家の中で、唯一、事のキッカケを与えてくれるのは、柱に掛かった古時計です。

30分おきに鳴り響くその鐘の音だけが、僕が自由になれる”かもしれない”チャンスの知らせでありました。

だからでしょうか、大人になった今でもそれが聞こえると、妙にソワソワしてしまうようなのです。

 

とても不思議な感覚であると共に、これからも大切にしていかなくてはならない、自分だけの尊い記憶であるとも感じました。

 

店主の方に「いい時計ですね」と言うと、「骨董品って言えるかどうかは分からないけど、ちゃんと動くモノとしては珍しいと思うよ」と話してくれました。

また「その日の湿度で音色が変わるんだよ。もっと乾いた音も良くてね」とも。

 

きっと僕の祖父母も同じことを知っていたんでしょうね。

もっとそういう何気ない会話をしたかったなぁと、童心大人ぶる良い一日でした。

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】


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RICOH GX100

PS:今日の写真も当然の撮って出し。

やっぱりGX100の高感度ノイズが心地よくて、結局まだまだ使ってます。

最近のデジカメはデフォルトじゃ出せないですもんね。

ISO10-3200くらいの機種出しませんか?

【底感度のK】つって。

ねぇ、RICOHさん(笑)

 

 

都会のかほり


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RICOH GX100

 

今日は、主に地方出身の方に共感いただけるかもしれない、都会特有の”匂い”についてお話します。

この段階で「あぁ、アレね」と言う方もいるかもしれませんね。

 

改めて申しますが、僕は青森県の出身であり、上京して今年で12年となります。

実はここ数年、僕の鼻がその特有の匂いをキャッチしにくくなっているのです。

それはつまり”慣れ”というものなのでしょうが、表現者の一人としてはこれが残念でならないのであります。

 

幼い頃に、ほんの数えるほどだけ訪れていた東京。

修学旅行の時もそうですが、この独特の匂いが好きであり、また憧れる何かがそこに混ざっていたものです。

 

ところがつい先日、この匂いをめぐり仕事仲間と話した際、随分と相違があるということに気がついたのです。

まるでこれは地方出身者のみに与えられたら”特殊能力”なのではないかと・・・。

 

幕張メッセで開催された某イベント仕事の帰りに、僕の運転するワンボックスカーに乗せていた東京出身の数名と銀座を通り過ぎたときの話です。

 

皆疲れ切っており、それなりに汗もかいていましたから、空気を入れ換えようかと僕は窓を開けました。

するとその時”アノ匂い”が強烈に車内へ流れ込んで来たので、ついテンションの上がった僕は「おぉ!いい香りがするよ!」と、皆に窓を開けるように促しました。

「えー?」と、各々が近くの窓を開けて銀座の夜風を顔に浴びたのですが、思いも寄らぬ展開に・・・

「何がですか??」

「ただ生温いだけッスよー」と口々に言うのです。

 

そんなわけ無いよと、僕は渋滞で足止めされた事を喜びながら、憧れの匂いを外から手で集めては自身の鼻へと導き、フガフガとはしゃぐのですが、その時に居合わせた僕以外は「わからない」と言うのです。

「オーゼキさんオカシイっすよーw」などと笑われてしまい、最終的には暑いから窓を閉めて欲しいとまで言われる始末。

 

ここまでお読みになって「で、どんな匂いなの?」と疑問を抱く方もいますよね。

 

それではお伝えしましょう。

 

都会の声

『ほらおいでよ!酒も旨いし美人もいるぜ!金を使って遊ぼうよ!最後はロマンチックな夜に溶けちゃえよ!どこまでもハッピーな世界が待ってるぜ!』

 

・・・。

 

これが僕の感じるアノ匂いを言葉に変換したものです。

 

そりゃ伝わらないか・・・(笑)

けど、東京って、こういう街ジャン?

 

以上、田舎者のつぶやきダベや(汗)

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】


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RICOH GXR + S10