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RICOH GX100 Mark3 がやって来た ~最近のコンデジ事情報告~

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RICOH GX100

久しぶりに記事を更新したかと思えば、既に皆さん”耳タコ”であろうGX100の話であります。

しかも3代目・・・

※今日はワケあって現状の僕のコンデジ事情を書かせて頂きます。

「わざわざブログで言わなくてもいいかぁ」と書かずに来た内容を無理やり詰め込んでいるので少し読みにくいかもしれませんがご容赦ください; ※

 

 

 

ぐんる~んって大きな弧を描いた”コンデジ探しのブーメラン”

結局は本機に帰って来たという事です。

 

自身の事を『GX100難民』などと表しておりましたが”難”てことない話でした。

GX100の民』であることを受け入れれば良いだけの話。

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RICOH GX100

さて、これまでのGX100経歴をおさらいです。

 

初代GX100   :2017年夏に東京を襲った大雹の嵐にて故障(そもそも手振れ補正OFFの方がブレない個体でした)

 

2代目GX100 :2018年春に程度の良い中古を入手するも個体差なのか別物のJPEG画質に驚きとためらいを覚えたのを束の間、レンズが出てこない不具合に見舞われ故障。

 

3代目GX100 :2019年初めにアキバにて輝く個体を入手。完全に初代と同じ画質+αで、なんと手振れ補正が全域でちゃんと効くという優れもので現在活躍中。(2500円でした)

 

こんな流れでありますが、この間にはGX100の代わりを求めて下記のように様々な機種を使ったりしました。

ゴチャっと書いてしまい恐縮ですがお許しください。

 

GR DIGITAL(レンズの高い描写力は勿論の事、NRが効いていない自然なJPEGは今でも最高に好きです、が、壊れやすいのが残念なところで僕のも例に漏れずに逝きました。しかしその後に別の個体を妻が入手したことにより今日も我が家で活躍中)

GR DIGITAL II(かなり独特の色再現。今でも好印象ですが後から買った初代GRDに僕の心は奪われましたので入れ替え)

GR DIGITAL III(諸々良いのですがWBやNRが好みではなく)

GR DIGITAL IV(外部AFの不具合が2台ほど続いたことで心折れる)

・GR APS-C I型(目の前で微笑む家族にマルチAFじゃピントが合わないレベルのAF性能に涙)

GX200(とうとう手を出してみましたがGX100に比べて塗り絵となりAFもパッシブを取り除いてしまった事でフルプレス時の反応が退化。悪くないけど合わなかった)

Finepix F200EXR(これは相当期待したけど結局600万画素DRモード以外は不満画質、よって父に譲渡)

Finepix F600EXR(600万画素設定なら悪くないJPEGですけどズームが遅すぎて難ある)

Finepix F800EXR(結局600万画素設定にしなくちゃ目も当てられない画質だけどレンズは案外いい)

Finepix A800(センサーは大きめなので期待しましたがxDカードはやはり難ある)

SONY DSC-W300(総合的に良い機種でしたがJPEGの感じが肌に合わずに父へ譲渡)

SONY RX100(もともと壊れていないのが不思議なほどの外装状態だったのですが、やはり不意に逝ってしまいました)

SONY DSC-F77A(スイバル機構は超楽しいですが電池が持たない+画質難)

OLYMPUS XZ-10(かなりイイ線行っていたのにフリーズ頻発故障)

ほか・・・何かあったような無かったような。

 

と、まぁこのように永い航海の末に、結局僕にとってGX100の代わりは無いという結論に至った次第です。

ここまで来ますと読んでいる方は「そんなに良いのか?GX100ってやつは!」となるはずでしょうけど、今となっては全く万人にお勧めできる機種ではありません。

 

SDカードは4GB以上だと機動が遅くなります。

RAWの書き込みは日が暮れるほど遅いです。

背面液晶モニターは、それはそれは時代を感じる見え具合でありますので割り切りが必要です。

一番低感度の時点でノイジーが画質です。

 

今では1型センサー搭載機も数多く出そろい、機敏さもズーム倍率も高感度性能も兼ね備えた最新コンデジが存在します。

 

でもね、これを言ってはお仕舞いなんですけど・・・

『イズム』なんですよ、それらにもの足りないのは。

 

GX100には、その”イズム”がしっかりと在って、それは本体の厚みや横幅やデザイン、ボタン配置に至るまで、間違いなく自分なりの写真哲学を持った人間が作っているカメラなんですよね。

そして本当に偶然にも僕がピッタリとそのイズムにマッチするというだけの話なんです。

ですから僕のブログを見ていてGX100に興味を抱いたとしても、大変申し訳ないのですが「古すぎて合わない」可能性の方が高いと思います。

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RICOH GX100

そもそもGX100の中にもJPEG画質が全く別物という個体差があるので、僕の言う「NRの無いナチュラルなノイズ感」を体感できない可能性まであります。

つまり謎のNRが働いているようなJPEGを出すGX100も存在するのです。

本当に別機種か!ってくらい差があります。

これについては過去の記事でもボヤいてますが。

二代目GX100は、もはや別のカメラ。 - オーゼキコーキのPHOTO BLOG

 

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RICOH GX100

肩ひじ張らずに使えるGX100は、何も考えずに目に入るものを気軽に撮れます。

X-pro2とかα99なんかじゃ、こんなただ猫を撮るなんてことしないですもん。

日常のメモを撮る感覚に近いです。

いつも3:2で使っているので画素数は900万画素ってことで超十分。

たぶんデータフォルダーを見返したときに、スライドショーで楽しめるのはGX100でしょうね。

それだけラフに様々なものを撮ってます。

 

さて、今回も少々くだらない内容で大変長くなりましたが、冒頭で言ったように理由があるのです。

 

先日友人から聞いて知ったのですが、どうやらSNSで僕のコンデジ事情を気にされている方がいるようなのです。

僕は全てのSNSをやっていませんので、全くもって気が付かなかったです。

内容の詳細はうろ覚えですが「GX100の代わりに使っていたXZ-10はどうなったのか」というような事でした。

どれくらい以前のSNS投稿なのかまで見れてませんが、もしこの記事を読んでくれたなら、これからは是非ブログにコメントくださいね(笑)

現代コミュニケーションの形かもしれませんが、本人に直接聞かずにSNS経由で遠回しに伝える(伝わる)という文化が僕は苦手ですので;

否定はしませんが肯定もしにくいですから(笑)

 

なんたって”GX100の民”なもんで、変わり者なんス。

よろしゅう。

 

オーゼキコーキ

 

 

【本日の一枚】

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RICOH GX100

 

適材適所のカメラ選び

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X-pro2 + Zeiss Touit 32m F1.8

※今日の内容は僕にとっては真剣に悩んでいる独り言且つ長文です、すみません※

 

今年に入ってから僕が様々な機種に手を出している事は、いつもお読みいただいている皆様でしたらご存知かと思います。

上辺だけを見ますとトッカエヒッカエの飽き性に思われている節もありそうですが、実際はかなり目的意識が高く、実験的で好奇心に富んだ行動なのであります。

 

つまり現状メインとして活躍させているFUJIFILMの長所や短所を、より浮き彫りにして再認識できるだけでなく、被写体のジャンルごとに最も優れたシステムをもう一つ準備しておきたい、などの想いも混在しているのです。

 

結果的にスナップはもちろんの事、人物、料理、取材関連の撮影ではFUJIFILMが非常に優れている事を改めて認識できました。

しかしAF性能(特にX-H1)や、本体の設定を一括登録しておけるカスタムダイヤルが無いところなどは、早急に手を入れて頂きたい部分です。

 

また、少し話が脱線いたしますが以前から嘆いていたX-H1のAFがバグレベルで酷い点について触れておきます。

少し前に直接FUJIFILMへ連絡し、僕のX-H1だけの個体差なのかどうかをメーカー保有のデモ機にて検証していただきました。

その結果、明らかに同社他機種(X-T3を除く)に比べてX-H1のAF挙動に不具合が見られるという事が発覚しました。

レンズ側の問題ではなく、X-H1のファームに起因するもののようです。

 

僕自身が全てのXFレンズで試せていませんが、特にXF60mm F2.4 macroを装着した際に顕著な症状が現れます。

当然X-H1と組み合わせる事の多いXF16-55mm F2.8でも。

内容としてはAFを外した後の復帰が極めて遅くなり、信じられないくらいスローな動作でピント探しを始めてしまいます。そしてその間は他の操作を受け付けず、撮影者はひたすらX-H1の気が済むまで待つしかないのです。

長いときは5秒待ちなんてことも。

一応この内容は開発部署にも回し早急に対応する方針だそうですが・・・

 

真相は定かではないものの、問題は僕が指摘の連絡を入れるまでFUJIFILMは気が付いていなかったという事。

世界に居るとされる”Xフォトグラファー”の皆様は長期休暇中だったのですか?などと毒の一つも吐きたくなりますよ、ほんと。

 

と、いうことで脱線話が長引きましたがファームでの解決を待つのみとなりました。

 

さて、話を戻します。

 

他社のカメラをもう一つのシステムとして検討し始めたのは、FUJIFILMのXシリーズがISO100(L)~200の設定値においてダイナミックレンジが狭いということが発端となりました。

※一応言っておきますが他社も含めて最近のAPS-C機としては平均的※

 

最近始めた仕事の内容が晴天の屋外でライティングする場面が多く、被写体が金属質でありますので白トビが常に付きまといます。

残念ながら細かいところまで説明は出来ないのですが、たとえNDフィルターで光量を切り詰めたとしても太陽が本気で天然ライティングしてくるので、金属の反射が猛威を振るってきます。

X-H1でそこを基軸に露出を合わせていくとなると、人工的なストロボライティングもスーパーハイパワーが必要になります。

しかし。

モノブロックを使えない状況というのがこの撮影のミソ。

こうなると残された手段は【ハイスピードシンクロ】か【低感度DR番長の誰かをお迎えする】という2択になります。

 

しかし根本的に被写体の色や形、光線状態やアングルも目まぐるしく変化するだけでなく、かなりスピーディな撮影が要求されるという条件下。

夏場はHSSでストロボをいじめるとアッという間にオーバーヒートで故障しそうです。

やってみないと何とも言えませんが・・・。

 

それにしても果たして誰が好き好んでこんな仕事をしたがるのかっていうと、まぁオーゼキですわな(笑)

 

つまりこの場合はフォーマットサイズが大きいに越したことがないのです。

なんか超悔しいですけど。

 

じゃあGFXなのか、とネットで作例を漁ってみるものの案外ISO100はすぐ白トビしそうな雰囲気。

これも実際に使ってみなければ判断できませんが、結果良好だとしてもレンズも含めたシステムとなると初回の導入コストが大きいのが少々つらい・・・。

 

そうなるとデュアルスロットで登場するであろうSONY α7siiiか、645Z(レンズが安すぎる)くらいしか思い浮かばんです。

 

高感度ノイズばかり減っていく現代のカメラ進化では、もう選択肢がないのでしょうか。

それとも僕が忘れている素晴らしい機種があるのでしょうか・・・。

 

全てを鵜呑みにしているわけではありませんが、皆さんご存知のDxOMarkでスコアを見ますと、今手元にあるα99が中々いいDR数値なのですよね。

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DxoMark:K-1_645Z_α99

仕事として使うことを考えると有り得ないほどにカスタム周りがお粗末な仕様なので、実践に使ったことは無いのですが、一考の余地があるのかもしれませんねぇ・・・

 

ちなみにGoogleで「ハイライト 飛ばない 最強」とか検索したらメイク道具とかがヒットするので、その手もあったかって感じです。

冗談です。

 

 

オーゼキコーキ

 

 

【本日の一枚】

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X-pro2 + Zeiss Touit 32mm F1.8

 

前進再開

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SONY α99 + Carl Zeiss 50mm F1.4 Planar ZS

お久しぶりです、オーゼキです。

本当にお久しぶりです。

 

さすがに更新が滞りすぎて、通って頂いている皆様へは日々申し訳ない思いでいっぱいであります。

 

昨年の後半から安定して毎日1000PVという数値に至り、これからという所で更新頻度が落ちてしまい色々と残念なのですが、少しづつ回復の兆しが見えて参りましたので、また元のように毎日記事を書ける日も近いだろうと思っています。

 

と、いいますか。

病気をしていたとか、そういうことはございません。

今年に新たな挑戦として発射を予定していたプロジェクトなどが全く思うように進まず、ある程度の揉み直しや発注先の変更、はたまた別のプロジェクトの発足と準備などなど、元気がガクンと減ってしまっているのに強引に突き進まなければいけない状況が続いているという感じです。

 

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SONY α99 + Carl Zeiss 50mm F1.4 Planar ZS

そして相変わらず友人に救われております。

正直なところ、交友関係に対して積極的に仕事を持ち込みたくはないのですが、本当に困っていたので相談してみたところ、しっかりと僕の手の回らない範囲を協力してくれると言ってもらえて、それはもう感動的に感謝しています。

 

差し伸べて頂けた”手”は、猫どころか金獅子の手と呼びたいほど安心感のあるものでございます。

ゴールや目標としては当然プロジェクトの達成ですから、引き続き気合を入れなければ!!!

※ここで言っているプロジェクトっていうのは、自身で考案した撮影業務のことです※

 

ところでオーゼキは【日本初】とか【これまでにない】などのアイディアが、ポコポコと湧き出る泉を脳の片隅に持っております。

これは色々と苦手なことが多い僕にとっては唯一誇れる部分です(笑)

無論。

 

アフリカにカツラや靴を売りに行った最初の人と同じように、半端じゃなく立ち上げが大変だったりします。

大きく違うのは僕の考案しているものは”儲け主義”じゃないところですね。

ご存知の方も多いとは思いますが、敢えてもう一度言いますと僕は必要以上の金銭的な利益は全く興味ないので。

 

しかし、どんなに良いものでも現実は簡単に理想通りにはならないですよね。

世間の皆様の共通点ともいえる『未知のものへの拒否反応』とやらが凄くて、乗り越えるのが大変です。

現状維持を好む人が大半。

(心の声:こんなところにも慣性の法則があるとはな!)

 

楽しいですけどメンタルがポキポキ折れます。

それでもやるのは絶対的に必要な事だと確信しているからですね。

「なに言ってるの?」という感じでしょうけど、まぁ温かい目で見ていてくださいな(笑)

 

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SONY α99 + MINOLTA 24-105mm

さて、よくわからない事ばかりを綴ってしまいましたが、簡単に言えば

「オーゼキ、ちょっと元気ないけど頑張ってっぞ」って話です。

 

 

 

そうそう。

α99

買いました。

 

ISO100の画質は到底FUJIFILMじゃ太刀打ちできないほど良いですね。

※等倍評価や同感度時のDRの話※

良くも悪くもSONY機って感じですが、MINOLTAやPlanerZSを使う上では持ちやすいフルサイズ”ミラーレス”です。

 中野の某カメラ店で5万円後半のプライスでした。

さすがに近年フルサイズ界を引っ掻き回したメーカーだけあって、この世代の機種はAPS-Cよりも安いですね。

 

AマウントもKマウントも泣けるほど値崩れしていますから、今がとってもお買い得なのかもしれません。

 

さて、明日からもがんばるぞ。

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

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SONY α99 + MINOLTA 24-105mm