※今日の内容は僕にとっては真剣に悩んでいる独り言且つ長文です、すみません※
今年に入ってから僕が様々な機種に手を出している事は、いつもお読みいただいている皆様でしたらご存知かと思います。
上辺だけを見ますとトッカエヒッカエの飽き性に思われている節もありそうですが、実際はかなり目的意識が高く、実験的で好奇心に富んだ行動なのであります。
つまり現状メインとして活躍させているFUJIFILMの長所や短所を、より浮き彫りにして再認識できるだけでなく、被写体のジャンルごとに最も優れたシステムをもう一つ準備しておきたい、などの想いも混在しているのです。
結果的にスナップはもちろんの事、人物、料理、取材関連の撮影ではFUJIFILMが非常に優れている事を改めて認識できました。
しかしAF性能(特にX-H1)や、本体の設定を一括登録しておけるカスタムダイヤルが無いところなどは、早急に手を入れて頂きたい部分です。
また、少し話が脱線いたしますが以前から嘆いていたX-H1のAFがバグレベルで酷い点について触れておきます。
少し前に直接FUJIFILMへ連絡し、僕のX-H1だけの個体差なのかどうかをメーカー保有のデモ機にて検証していただきました。
その結果、明らかに同社他機種(X-T3を除く)に比べてX-H1のAF挙動に不具合が見られるという事が発覚しました。
レンズ側の問題ではなく、X-H1のファームに起因するもののようです。
僕自身が全てのXFレンズで試せていませんが、特にXF60mm F2.4 macroを装着した際に顕著な症状が現れます。
当然X-H1と組み合わせる事の多いXF16-55mm F2.8でも。
内容としてはAFを外した後の復帰が極めて遅くなり、信じられないくらいスローな動作でピント探しを始めてしまいます。そしてその間は他の操作を受け付けず、撮影者はひたすらX-H1の気が済むまで待つしかないのです。
長いときは5秒待ちなんてことも。
一応この内容は開発部署にも回し早急に対応する方針だそうですが・・・
真相は定かではないものの、問題は僕が指摘の連絡を入れるまでFUJIFILMは気が付いていなかったという事。
世界に居るとされる”Xフォトグラファー”の皆様は長期休暇中だったのですか?などと毒の一つも吐きたくなりますよ、ほんと。
と、いうことで脱線話が長引きましたがファームでの解決を待つのみとなりました。
さて、話を戻します。
他社のカメラをもう一つのシステムとして検討し始めたのは、FUJIFILMのXシリーズがISO100(L)~200の設定値においてダイナミックレンジが狭いということが発端となりました。
※一応言っておきますが他社も含めて最近のAPS-C機としては平均的※
最近始めた仕事の内容が晴天の屋外でライティングする場面が多く、被写体が金属質でありますので白トビが常に付きまといます。
残念ながら細かいところまで説明は出来ないのですが、たとえNDフィルターで光量を切り詰めたとしても太陽が本気で天然ライティングしてくるので、金属の反射が猛威を振るってきます。
X-H1でそこを基軸に露出を合わせていくとなると、人工的なストロボライティングもスーパーハイパワーが必要になります。
しかし。
モノブロックを使えない状況というのがこの撮影のミソ。
こうなると残された手段は【ハイスピードシンクロ】か【低感度DR番長の誰かをお迎えする】という2択になります。
しかし根本的に被写体の色や形、光線状態やアングルも目まぐるしく変化するだけでなく、かなりスピーディな撮影が要求されるという条件下。
夏場はHSSでストロボをいじめるとアッという間にオーバーヒートで故障しそうです。
やってみないと何とも言えませんが・・・。
それにしても果たして誰が好き好んでこんな仕事をしたがるのかっていうと、まぁオーゼキですわな(笑)
つまりこの場合はフォーマットサイズが大きいに越したことがないのです。
なんか超悔しいですけど。
じゃあGFXなのか、とネットで作例を漁ってみるものの案外ISO100はすぐ白トビしそうな雰囲気。
これも実際に使ってみなければ判断できませんが、結果良好だとしてもレンズも含めたシステムとなると初回の導入コストが大きいのが少々つらい・・・。
そうなるとデュアルスロットで登場するであろうSONY α7siiiか、645Z(レンズが安すぎる)くらいしか思い浮かばんです。
高感度ノイズばかり減っていく現代のカメラ進化では、もう選択肢がないのでしょうか。
それとも僕が忘れている素晴らしい機種があるのでしょうか・・・。
全てを鵜呑みにしているわけではありませんが、皆さんご存知のDxOMarkでスコアを見ますと、今手元にあるα99が中々いいDR数値なのですよね。
仕事として使うことを考えると有り得ないほどにカスタム周りがお粗末な仕様なので、実践に使ったことは無いのですが、一考の余地があるのかもしれませんねぇ・・・
ちなみにGoogleで「ハイライト 飛ばない 最強」とか検索したらメイク道具とかがヒットするので、その手もあったかって感じです。
冗談です。
オーゼキコーキ
【本日の一枚】