RICOH GR DIGITAL IV
いつも通り過ぎる度に暇そうな店主が新聞を読んでいる理髪店。
ところがこの日、驚くことにお客さんが入っていました。
これまで、たまたま僕が誰もいない時だけ通り過ぎていただけなのかもしれませんが、内心どこか「良かったねぇ」と思ったりもします(笑)
とはいえ、相変わらず座席は多いですが今後埋まる日が来るのか否か・・・
大きなお世話ですね(汗)
タイトルの通り、僕は上京してから最初に2回ほど美容院に行っただけで、それ以来ずっと、当時100円均一で買った隙バサミ一本を使って自分で髪を切っています。
当初の理由はお金が無かったというだけでしたが、次第に美容院に行くこと自体が面倒に感じたり、他人に頭を触られることが嫌になっていたり・・・
高校生の頃はバイト代を使って毎月2万近くも髪に充てていました。
今では信じられませんけど(笑)
自分で髪を切り始めて数年もすると、相当の腕が付いてきてしまい、尚更に美容院が遠のきます。
くだらない自慢ですが、今では目を閉じても出来ちゃうくらいですよ(笑)
当然、後頭部は見えないわけですから感覚です、感覚。
これを人に言うと、まじまじと僕の頭を見ながら驚いてくれます。
いつしかそうしたリアクションを見るのも好きになっていたり・・・。
ですが、もし今後行くことがあるならば、暇そうにしている”床屋”を選びたいです。
下手にお洒落な美容院に行っちゃうと、「どんな髪型にしますか?」とか「うち初めてですよね?引っ越してきたんですか?」とか「髪が痛んでますね~、トリートメントもしますか?」などなど。
キリがないほど言われそうな言葉が浮かんできて嫌になります(汗)
もうそういうのは気後れするというか、こっ恥ずかしいというか・・・
ハゲ上がった暇そうなオヤジが重い腰をあげて対応してくれる方が落ち着く気がするんです。
僕「実は10年以上、自分で切ってたんです」
店主「へぇ~、そう。そりゃすごいね、まぁ、俺もだよ」
とか会話しながら、鏡越しに店主のハゲ頭をみて黙る、みたいな(笑)
そういえば前に父親に「白髪が増えて困っている」と言ったら「髪があるだけいいじゃん」と言われました。
確かにそうかもしれません。
オーゼキコーキ
【本日の一枚】