X20
実は先日、APS-C版GRに別れを告げ、その代わりとして『FUJIFILM X20』を手に入れました。
とは言え全くジャンルもサイズも異なるカメラなので、世間一般では「代わりにはならんでしょ」というご意見だと思います。
何を隠そう、僕にとってはAPS-CのGRがどうしても肌に合わなかったのであります。
センサーサイズは気にしない主義ですから、そこはとりあえず置いといての話です。
とにかくポケットサイズのコンデジですから、必然的に使用頻度は高くなります。
と、言うことは、家族も撮るわけです。
ここで問題が発生します。
1~2メートル程度の人物に、全く持ってAFが合わないのです。
これは故障ではなく仕様のようで、とにかく遠くに合わせようとするので常にピンボケのスッポヌケ写真になります。
(一応補足ですが、マルチAFの場合です。スポットAFでは、まぁ、合いますが・・・)
顔や瞳に合わせてくれとまでは言いませんが、せめて胴体には合わせてよね、って感じでして・・・・。
まぁ、この辺りの性能はGRIIでも試しましたが同じでした。
常にF8に絞って使っても根本的な解決には至らなかったという悔しい結果となり、そんなこんなで検討の末にX20と決めたわけです。
X20
さて、ようやくX20の話です。
3年ほど前にX10を使っていた時期があり、今となっては手放したことを後悔している筆頭カメラでありますが、同じ物を買い直すよりは、更にブラッシュアップされたX20にしようと思い、とても使用の浅い個体に出会ったこともあり決めた次第ですが、まさかの価格に目を丸くしました。
と、言いますのも。
僕の想定していた中古相場より5000から15000円ほども価格高騰しているのです。
しかもセンサーのデカいGRよりも高値の個体が大半であり、やはり個性的で高付加価値のカメラということなのでしょう。
個人的にはX30の発表当時、肩が地面まで落ちるほどにショックでしたからね(笑)
ちなみに中古相場はX20の方が高くなっちゃってるようです・・・。
X20
数日使用した印象は、視野率85%のOVFの感覚さえ掴めれば、唯一無二の名機種と言えるかもしれません。
とにかくAFも優秀で、ファインダー内の表示も、高級フィルムコンパクトを思い出す胸アツ仕様です。
そして切り詰めた露出でもしっかりと映える”影”の捉え方は、さすがのFUJIFILMと言ったところでしょうね。
X20
各種設定はシャープネスとノイズリダクションを全下げにした以外は一切いじってません。
なんだかFUJIFILMばかりになって来ちゃいましたが、上記の設定で使ってからは、ネットで見られる作例に抱く”ヌメっと”した印象は払拭できました。
実にいい。
やはり基本的にレンズの良いカメラはシャープネスなんぞ下げたもん勝ちです(笑)
ノイズリダクションも然り。
さて、次にご紹介するカメラは・・・・
オーゼキコーキ
【本日の一枚】
X20