これまたずっと使ってみたかったカメラ『OLYMPUS E-300』
そんなこと言ったらどれもこれもそうですが、この機種のファンが声高らかに賞賛するコダックブルーとやらにも興味はあるものの、僕はこの奇妙な鉄仮面デザインに心をくすぐられていました。
それにしても青空のでない梅雨時期に取り上げるだなんて、本当にE-300に失礼極まりない;
天気予報じゃ週に2日ぐらいは晴れマークが出ていたのですが、腰痛で弱った僕の覇気では雲を押し返す事はできなかったようです・・・
とはいえほんの一瞬だけ近所で撮れた青空を申し訳程度ですが含めることが出来たので崖っぷちセーフかと;
他にも数カットはコダックブルーを味わえるカットが撮れていましたが、あまりにも近所すぎて使えませんでした(涙)
ただ実際に使って痛感したのはESP測光の露出の外し方が半端ではないという事です。
かなりハイキーにする癖があるようで、せっかくのコッテリ系描写が吹っ飛んでしまいます。
最終的には耐え切れずにマニュアルで使っていましたが、どうしてもその場合は操作性に難を感じてしまい、切に2ダイヤルを欲しました。
ただそれでも写りは抜群に良く、カメラそのものの佇まいと相まって実に愛着の湧く機種です。
フォーカス精度と露出測光だけが(ってめっちゃ大事なとこだけど)このE-300のウィークポイントですね。
それでも使いたくさせるというのは、やはりそのカメラが持つスペック数値では表せない”魅力”ってやつですよね。
シャッター音はパナのL1のそれとほとんど一緒です。
それにファインダーの位置と形状も似ているので一瞬錯覚しそうになります。
ところがL1と大きく違うのがファインダーの出っ張り具合。
E-300はうまいこと短くまとまっていますが、それを見ているとなんでL1があんなに飛び出ているのか不思議に思います。
見えの具合もどんぐりの背比べ程度です。
さて、今回はあまりにも青空に愛されなかったので、今後は隙間を見つけてE-300を使っていこうと思います。
なんて言ったって・・・・・
シャッター回数たったの600回という奇跡的な美品を手に入れてしまったのですから!
もう、こんなのばかりで我が家はほぼカメラ屋。
オーゼキコーキ