どこまで遡っての話にするかは迷うところですが、もともと写真を撮るという行為は専門的な知識と技術が必要なものでした。
今では誰もがカメラを携帯しており老若男女問わず簡単に写真を撮れるようになっています。
どんな時でも素早く沢山の思い出を記録できるようになった点は素晴らしい事ですよね。
類似するのはやはり自動車でしょうか。
ほとんどがAT車となり誰でも簡単にアクセルを踏んで車体を動かせるようになりました。
あくまでも例え話ですが、操作を教えたら幼い子どもだって運転できてしまうのではないでしょうか。
MT車のようなクラッチ操作やシフトチェンジも必要ありませんから。
しかしカメラも車も使い方を誤ると人の内外を破壊する凶器となります。
知識や技術だけでなく一定のモラルも併せ持っていなければ最悪の事態を招くわけです。
言葉もそうですね。
ネットの普及で実に容易に見ず知らずの他人へ言葉を投げられるようになり、言語は端折られ本来持つ意味すらも曖昧なニュアンスで記憶され、正しさよりも間違った自己解釈が優先されている、なんてことはないでしょうか。
少し難しいくらいがちょうどいい事って、きっとたくさんあるのでしょうね。
なーんて考えながら今日も生きてます。
自分も気を付けないとなぁ
オーゼキコーキ