200years:

-ozekikoki-

夜の水面を躍り撮る

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PENTAX K-7 + DA 50mm F1.8

 

昨夜の帰り道のこと。

来客の予定があり、足早に家路を辿る途中で目に入った川の水面に30分ほど時間を取られてしまったというお話です。

 

冒頭の写真は、僕が普段撮らないような抽象的な一枚。

対岸にある巨大なパチンコ屋の電光掲示板が放つ様々な色がゆらゆらと漂う様子を見て「数カットだけなら」と土手を降りていきました。

 

とは言え三脚も持ち合わせておらず、この日のお供であるPENTAX K-7の手ぶれ補正が許容できるであろう、ギリギリのシャッタースピードで撮影を始めました。

 

あくまでも目的は水面で溶け合う色を主題にしていたのですが、撮り進めるうちに別の発見があったんです。

それは”水は流れている”という事。

当然すぎて逆に忘れていたのかも知れません。

これまでも多くの夜景撮影などしてきましたが、夜の水面は長時間露光で流してしまう事が多く、夜景を引き立てる要素としてしか見ていませんでした。

ところが水面だけを撮り始めた途端、手持ち撮影ゆえに見えてくる表情があったんです。

気が付くと手ぶれ補正をOFFにして僕自身が水に合わせるように揺れながらシャッターを切っていました。

 

想像してください。

 

川辺の暗闇で揺れ動く男の姿を(笑)

 

はたから見れば何やら”儀式”をしている謎の人物にしか見えないでしょうね(笑)

でもこれが面白くてやめられなくなっちゃったんですよね~。

おおよそのシャッタースピードは1秒~3秒程です。

絞りは敢えて開放で撮っています。

 

露光中の数秒はファインダーがブラックアウトしますから、何も見えない状態です。

ですから両目を開けながら水面の動きに合わせてお尻をフリフリ、肩をユラユラ(笑)

 

撮影に集中すると周りが気にならないのでお構いなしでしたが、ふと振り向くと土手の上から犬を散歩中のおばさんや仕事帰りのおじさんが足を止めて見ているじゃないですか(汗)

 

これはポリスが来ても不思議じゃないなと思い、少しずつ移動しながら撮影を続けていましたが、気が付くと30分少々が経過していました。

まだまだ撮っていたかったのですが、既に客人が到着してしまったと妻から連絡があり、家までダッシュ致しました(笑)

今夜もまた躍りに行こうと思いまーす♪

 

オーゼキコーキ

 

【本日の一枚】

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PENTAX K-7 + DA 50mm F1.8

 

PS:今年もCP+がスタートしましたねぇ。今年は都合が合わずに行けませんが、他の皆さんのレポートブログを見ながら楽しみたいと思います(泣)