X-Pro2 + XF55-200mm
車好きにも”改造車”を好むものと”フルノーマル車”を好むものと居るように、ことカメラに関しても、互いが好きというだけでは必ずしも話が弾むとは限りません。
稀にカメラ屋さんで「なんでも聞いてくださいね~」と声をかけてくるので、本当にわからない事を伺うと、「ん~と~」と言いながら目の前でパンフレットを見始める方がいます。
まぁ、それだけなら構わないのですが、中には聞いたことではない内容を熱を込めて話し始める方もいて、こちらも困ってしまうことがあるのです。
本人は大変得意な表情で語り始めるのですが、残念ながら既に知っていたり、心得ているような内容である場合、全く持って不毛な世界に突入なのであります。
しかし、僕も鬼ではありませんから付き合ってあげることが殆どです。
なぜなら気持ちがわかるからです(笑)
きっと彼らは、普段からそうした話をしたいのだと思います。
したくてしたくて仕方がないのだと思います。
だから、少しだけ、付き合ってあげます。
知りたかったことは一旦置いておいて(笑)
ちなみにメーカーから来ている営業さんの場合は話が早い。
めちゃくちゃに詳しい方もいれば、そうでない方もいますが、わからない場合はすぐに社に連絡して確認してくれます。
そうそう、これが一番ありがたいのですよね。
さて、ここで先日とある中古カメラ屋さんに行った際の話です。
豊富に置いてあるマウントアダプターの中に『DA/PK-Leica/M』のアダプターは無いかと尋ねました。
それは家にあるDA☆55mmF1.4やFA31mm、DA21mmなんかをGXRのA12 MOUNTに付けて遊びたいという魂胆からです。
ところが急にフランジバックとイメージサークルの話をされました。
先ずは有るのか無いのかを知りたいのですが、どうやら店員さん曰く「マウントアダプターは社外品だから必ずしも光量落ち無く使えるかわからない」ということを伝えたいようなのです。
そもそも「周辺が暗くなるかもしれない」と話す店員さんに対し「あぁ、レンズのイメージサークルの問題でケラレるかもって事ですよね?」って話す僕。
会話の中に出てくる用語や、使っているカメラからしてリテラシーの低い人間でないことは明白なはずですが、店員さんは「PENTAXのDAレンズっていうのはAPS-C専用の工学設計なんですよ」と話を続けてくるのです。
流石に僕もこの手の不毛さはご勘弁頂きたかったので「大丈夫です、心得てますよ。それでありますか?アダプター。」と聞くと。
結果、無いんですよ(笑)
もーーーーーー!!!!
いろいろありがとぅーござーした!!!!!!
ってなところで(笑)
自分も気を付けているつもりですが、是非皆さんも初対面の方とカメラ談義をされる場合は、相手の知識量などをいくつかの質問で察してからの方がいいです。
ついつい話したくなってしまう気持ちはよくわかりますが、互いのためになりませんからね;
ちなみに僕はありがたいことに極限まで趣味趣向が似通った妻がいるのでカメラ談義に困らないという点は、ほんとに神様ありがとう。
オーゼキコーキ
【本日の一枚】
X-Pro2 + Touit 12mm F2.8