200years:

-ozekikoki-

体内自動水準器

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RICOH GRIII

毎週金曜日の動画に載せている写真を目にした視聴者さんから、「撮影段階であそこまで水平が取れるのか、或いは補正をしているのか?」という質問を頂きました。

回答としてはシンプルなもので「ほぼ取れるが場合によっては僅かに補正する時もある」となります。

気を付けていても、例えば手前の道路が他に平行でない場合などは一瞬感覚が引っ張られる時もあります。

ただ、現状は人様に”作例”を提示する立場上、なんとなく信憑性も必要不可欠かと思い掲載しました。

 

上記カットは何も触っていない撮って出しJPEGです。

右下の”切り抜き後の寸法”をご覧いただくとレリーズ段階で奥の建物や手前のバス停の屋根に対しては完全に水平が取れていることがお判りいただけるかと思います。

 

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RICOH GRIII

当然ながらレンズ性能に左右されるわけで、歪みが大きいものですと流石に難しいです。

GRIIIだと難はございません。

しかしこれは一種の職業病のようなところもあり、何年間も建物の内観や物件など仕事で撮り続けていると脳と身体の水準器が勝手に働いて水平垂直を取ろうとします。

ところが個人的にはこれを治したかったりするんです。

正しくは殻を破りたいというやつですね。

なんというか、良くも悪くも大人しくお行儀のいい写真になってしまいます。

だからと言ってそんな理由で写真に込める意図を無視してまで傾けて撮る事はしたくありません。

ですので現在は自身の課題として中間地点を探っているところであります。

 

あ、でも僕も人間ですので後から僅かに傾き補正をすることだってあります、その点は皆様と何も変わりないです。

撮影時の意図を崩さない範疇での補正は女性にとってのお化粧、男にとっての髭剃りのようなものだと思ってます。

 

Yeah♪

 

オーゼキコーキ

 

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