似て非なる点も多い事は承知の上ですが、この頃僕が趣味の一つとして嗜んでいるワインと絡めたお話です。
僕は元々そこまでワインが好きというわけではありませんでした。
そもそも種類が多い上に選び方も判らないものですから”ワインの美味しさ”というものが何なのか知らなかったわけです。
つまりなんとなく「こんな感じの味がワインね」ぐらい。
ところがこの1年は赤・白、共に様々な種類を口にしてようやく美味しさや楽しさの入り口が見えてきた気がしています。
僕は偶然にもカジュアルにグラスで楽しめるお店に出会ったので、世間のイメージに多い”敷居が高い”感覚とは無縁で「うまっ!」「ヤバっ!」「ケーキみたい!」「バナナみたい!」と、とっちゃん坊屋丸出しで学べております(笑)
生産地の気候やブドウの品種、畑の日照差や樽の違いと製造工程による変化など果てしなく深い世界ではありますが、もし僕がその大海原の波打ち際で遊んでいる程度だとしても、その海が美しいという事に気が付けただけでも儲けものだと思うんです。
さて、ここで面白いのが上記の内容がカメラや写真に関する知識を積んでいく過程と大変よく似ている点なんです。
それだけではなく、味の楽しみ方までもが類似する気もしています。
カメラを始めたばかりの人は背景がボケる事が楽しくて仕方がない時期ってありますよね?僕も経験があります。
そうしているうちにボケだけでなく解像力やら描写傾向なんかが気になってきて、すっかり製品の”うんちく”も身についてきます(笑)
向き合い方によっては次第にパンフォーカスが楽しくなってきたり、自分なりの作風なんかも求め始めることでしょう。
やがてその作品をどのように扱うのか、どこで発表して観てもらうのかなどなど、これまた深い世界が広がっています。
ですがシンプルに捉えれば写真を撮るという事は”綺麗だ”とか”好きだ”という感情が上昇する機会が増えるという事でもあり、僕はそれがとても人間として大切な何かを経験と記憶を踏まえて反芻出来る素晴らしい事だと考えています。
結果的に自分を知る事へも繋がり、根本から生き方そのものに変化が表れる人も居るのではないでしょうか。
これだけ似ている点が多くても、1杯1000円程度で日常的にお店で飲まれているワインと、1000円どころか500円の入場料も取らない写真展の多さなど大きな違いもあります。
一定数の人がどのようなところに価値を感じているのかなどを含め考えを巡らせながらのワインとの付き合いは実に楽しいものです。
ちなみに良し悪しではなく、色がパッと鮮やかでコントラストの高い写真は一般的な方々の眼にはキレイ!と感じやすいものです。
これをワインに置き換えるなら味や風味の輪郭がハッキリしていて「おいしい!」というポイントを見つけやすい重めのタイプが楽しみやすいはず。
これだけ書いておいて何かしらお勧めの1本も上げられないようでは無味無臭の記事になってしまうので、わかりやすい美味しさとコストパフォーマンスを含めて興味のある方は下記のワインをお試しください。
航空会社のビジネスクラスでも提供されるワインです。
香りも良くてリッチな味わいを楽しめます♪
ザックリとした表現ですが、画像のパラメーターで表現するならば・・・
WB 6500K(暖色)
彩度+2
コントラスト+1
シャープネス-1
明瞭度-1
みたいな感じです。
いや、機種によって違うがな(笑)
なんだろ、たぶん世界のワイン好きが一度も取り入れたことが無い表現で提案し始めてますね(^^;
まぁただの写真人ですので、はい・・・
オーゼキコーキ